池ノ平小屋 |
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所在地 | 立山町、黒部市 | |
室 堂 | アプローチ | アルペンルートの室堂から |
登山口標高 | 2430m | |
標 高 | 2050m | |
標高差 | 単純△380m 累積(+)1150m 累積(−)1530m | |
沿面距離 | 13.5Km(GPSデータより) | |
登山日 | 2014年9月27日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 単独 | |
参考コースタイム 山と高原地図(山と渓谷社) |
室堂(55分)浄土沢(1時間50分)剱御前小屋(40分)剱沢キャンプ場(2時間)真砂沢ロッジ(1時間20分)二股(2時間30分)仙人峠(30分)池ノ平小屋 歩行9時間45分 | |
コースタイム |
室堂(30分)浄土沢(1時間5分)剱御前小屋(25分)剱沢キャンプ場(1時間15分)真砂沢ロッジ<休憩15分>(45分)二股(1時間30分)仙人峠(20分)池ノ平小屋 歩行5時間50分+休憩15分=6時間5分 |
池ノ平小屋に行こうと思った。室堂からである。剱沢は長治郎谷出合の先は行ったことがないし、真砂沢ロッジも見たことがない。 仙人新道もたどったことがなく、このあたりはブラックボックスのようになっている。 最近、池ノ平小屋には小屋開けの手伝い以外行っていないでの、申し訳ない気もあった。 |
この日は、立山ケーブルカーの始発が6時である。切符売り場は5時前から行列が出来ている。 立山駅勤務の特権を利用して始発に乗った。並んだ皆さん、ごめんなさい。 |
7時15分、室堂出発。今日は長距離なので、ゆっくりペースを作る。 みくりが池の先、珍しく東からの風で亜硫酸ガスはカラダ山の方に流れいた。吸い込むことなく通過する。 |
雷鳥沢の登りで振り返ると地獄谷の噴煙は西風に変わっていて登山道の方に流れていた。 2年前から噴煙の量は増えている。御嶽山の噴火と無関係だとは思えない。 |
8時50分、別山乗越。ここから眺める剱岳は一幅の絵になる。 左に早月尾根、右に八峰を従えて、剱岳が突出したピークであることが解る。 |
この1週間で一気に紅葉が進んだ。いままで経験したことのないような変化だった。 ニコンのD7100を買ったのに持ち込まなかった。ちょっと「失敗した感」があった。 |
長治郎谷出合から眺めた八峰。紅葉の色のせいか岩肌が白く見える。 これだけ見たら日本の山とは思えないのでは? |
剱沢の雪渓を降っていく。雪質はそれほど堅くなく、スプーンカットもあるのでアイゼンは要らない。 雪渓が切れるあたりに真砂沢ロッジが見えてきた。雪渓の末端まで行かずに左岸の登山道に取り付く。 |
真砂沢ロッジは石垣で囲まれていた。階段を登って玄関に行くと男性が一人寝転がって雑誌を読んでいた。 中に入って「こんにちは」と声をかけるとその男性が「何か用か?」と言ってきた。 小屋の人らしい。「ビールがほしい」と言うと「そこにある」と言う。500円を払って水槽から缶ビールをとる。 |
小屋の主人らしいが愛想がよくない。読んでいた雑誌は「Style」。 「岳人」や「山と渓谷」じゃなく、女性ファッション誌の「Style」である。 おにぎりをビールで流し込み、15分でそこを離れた。今日唯一の休憩だった。 |
真砂沢ロッジから先に雪渓はない。河原を歩いたり、少しの高巻きをしながら降る。 最後は河原が広くなり、道が分からないまま二股にたどり着く。 |
前方に見える大きな岩は「近藤岩」だろうか? このあたりで見える一番大きな岩だ。 左の方に行くと橋が見えた。少し登山道を外していたらしい。 「1人づつ注意して渡ってください」という看板があった。 |
この時期は北俣を登ることは出来ない。尾根筋の仙人新道をたどる。 仙人新道は途中のベンチがある休憩所まで急登が続く。ベンチでも休憩はとらない。次の休憩場所は池ノ平小屋。もう今日は途中で休まない。 |
右に仙人池ヒュッテを見ながら仙人峠を越えて池ノ平小屋を目指す。 1時20分、池ノ平小屋到着。んっ? 見覚えのある顔に出会う。 橋本? 稲荷? なんでこのタイミングに? その後、岩城までやってくる。 夕食時に気づけば小松市の三井さんまでいた。池ノ平小屋の人脈の広さと言うか狭さと言うか? |
四人がかりで五右衛門風呂を沸かす。生木が多いのでなかなか火がつかなかった。 露天風呂が大好きなので標高2000m超の屋外での五右衛門風呂は最高だった。 |