池ノ平小屋



仙人池ヒュッテからのぞむ八ッ峰

所在地立山町、黒部市
池ノ平小屋 アプローチ室堂より剱沢を降り仙人新道を登る
池ノ平小屋2040m
仙人ダム860m
標高差単純△1180m 累積(+)520m 累積(−)1700
沿面距離7.5Km(GPSデータより)
登山日2014年9月28日
天 候晴れ
同行者稲荷、橋本、岩城、横田
参考コースタイム
山と高原地図(山と渓谷社)
池ノ平小屋(30分)仙人峠(15分)仙人池ヒュッテ(1時間30分)仙人温泉小屋(3時間30分)仙人ダム
歩行5時間45分
コースタイム 池ノ平小屋(30分)仙人峠(10分)仙人池ヒュッテ<休憩25分>(1時間)仙人温泉小屋<休憩15分>(1時間40分)仙人谷<休憩35分>(10分)仙人ダム
歩行3時間30分+休憩1時間15分=4時間45分



黒部峡谷鉄道の友人達が宇奈月へ降りるというので便乗する
 

 昨日、仙人峠から剱沢を眺めてうんざりしていた。復路のほうが400mも標高差が高い。
 当初予定していた北方稜線はどんなに早立ちしてもカニのヨコバイで待たされる。
 9月の3連休は3時間待ちだったとの噂も聞いていた。


池ノ平小屋からのぞむスバリ岳、針木岳
 

 そこに現れた救世主が稲荷と橋本だった。二人は黒部峡谷鉄道のスタッフ。仙人ダムから上部軌道に乗せてもらうことにする。
 池ノ平小屋スタッフの顔写真入りのパスポートは持っているが、この日は持ってきていなかった。


池ノ平小屋からのぞむ八ッ峰
 

 ヘルメットは菊池さん(管理人)のを借りた。新日鉄時代に使っていたという黄色の年代物。
 小屋締めまでに返しに来る約束をした。10月上旬に大窓越えの池ノ平山の計画がある。そのときに持ってくればいい。


平の池
 

平の池
 

 早朝、名古屋モンロー会のテンコさん(典子さん)達4人は剱沢経由で帰って行った。
 雷鳥荘で、もう一泊するそうだ。「温泉でゆったり出来るんだよ〜」と言って出発していった。


一番大きな平の池とカモ
 

 上部軌道は仙人ダム13時18分発なので8時までゆっくりくつろぐ。
 平の池まで降りて写真を撮る。なんとなくアングルが決まらない。
 鳥が舞い降りてきて池に浮かんだ。鴨のようだ。こんな高いところまで飛んでくるらしい。


平の小屋からのぞむ八ッ峰全景
 


仙人峠からのぞむ八ッ峰
 

 7時55分、出発。仙人池ヒュッテへ行く途中、三井さんとすれ違う。彼女は室堂経由で帰る予定。
 どうしても仙人池を見たかったとのこと。健脚なので間に合うだろう。


仙人池ヒュッテとマサヒロ君
 

仙人ヒュッテ食堂
 

 仙人池ヒュッテでコーヒーをごちそうになりながら定番の逆さ八峰を撮る。
 紅葉も見頃で風もない絶好のコンディション。だが誰がとっても同じような写真にしかならない。
 写真を撮る楽しみは、ここにはなさそうだ。でも、ここで人の撮れない写真を撮るのがカメラマンの楽しみ、醍醐味なのだろうか?


定番の仙人池と八ッ峰
 


仙人谷を降る
 

仙人温泉小屋
 

 9時、仙人池ヒュッテ出発。10時、仙人温泉小屋到着。池ノ平小屋にいた木下さんがここで働いている。
 小屋開け前は廃屋に見えた小屋も営業中はなんとか見られる。


仙人温泉小屋フロント
 

対岸にある仙人温泉の源泉
 

 10時15分、仙人温泉小屋出発。仙人谷を渡って雲霧新道に入る。
 小屋開け時は阿曽原から旧道をたどって仙人谷の雪渓を使っていた。だから初めて歩く登山道である。
 


対岸からのぞむ仙人温泉小屋
 

仙人谷を渡ろうとする岩城
 

 11時55分、仙人谷到着。ここから仙人ダムまでは10分ほどだ。昼食を兼ねてゆっくり時間をとった。


仙人谷に落ちた(?)岩城
 

仙人谷から仙人ダムは歩いて10分
 

 黒部川の上に架かる上部軌道の橋が仙人ダムの駅となっている。ここで新日鉄の黄色いヘルメットをかぶる。
 このシチュエーションでは登山用のヘルメットより黄色のヘルメットの方が似合う。


仙人ダム
 

上部機動からのぞむ仙人ダム
 

 欅平から工事用のトロッコに乗って宇奈月へ。載っているのは工事関係者ばかり。
 宇奈月駅から立山駅まで岩城に送ってもらう。いつもありがとう。


友人達のおかげで無事宇奈月温泉へ戻る