九重連山



九重連山の中の一角、三俣山を北側からのぞむ

所在地大分県九重町
牧ノ戸峠登山口 アプローチやまなみハイウエイ
登山口標高1330m
中岳標高1791m
標高差単純461m
沿面距離 . Km
登山日2014年1月23日
天 候晴れ
同行者単独
参考コースタイム
山と高原地図(山と渓谷社)
登山口(2時間)久住山(50分)中岳(2時間40分)登山口
歩行5時間30分
コースタイム
 
登山口(1時間30分)久住山<休憩15分>(40分)中岳<休憩10分>(1時間40分)登山口
歩行3時間50分+休憩25分=4時間15分



 
 

 九重山は2年前にも登っている。他にも登山口が沢山あるが、今回も牧ノ戸峠から登った。
 こちらから登ると久住山と中岳になる。中岳が九重連山の最高峰である。


阿蘇山から九重連山へと、やまなみハイウエイを行く
 
 


やまなみハイウエイから阿蘇山を振り返る
 
 


2年前にも見た盆栽?
 

完成度は上がっていた
 

 阿蘇の外輪山を登り切ると九重まで広大な草原が続く。やまなみハイウエイの見所だと思う。
前方に九重の山並みが広がり、振り返れば阿蘇の山々が連なる。


阿蘇と九重の間にある草原には独特の雰囲気がある
 

 今回も2年前と同じ季節なので枯れた草原しか見たことがない。40年前にも通ったことがあったが記憶がない。
 次回は緑の季節に訪れたいと思う。


売店と喫茶がある牧ノ戸峠の茶屋
 

茶屋の前の駐車場は満車状態
 

 牧ノ戸峠の茶屋はまだ営業していなかった。それでも駐車場はいっぱいになっている。
 地元だけじゃなく、全国から登山客がやってくるのだろう。自分だって富山から来ている。


茶屋の左側にある登山口
 

登山口の上(距離200m)にある第一展望所
 

 アイゼンはあった方がいいような気がしたが、持ち込んだのは12本爪のアイゼン。
 ほとんどの登山者は6本爪だ。はくのが恥ずかしい。リュックの重りとなっただけだった。


登山道(西側)からのぞむ三俣山
 

明日予定している由布岳も見える
 

 200m程登ると視界が開け、最初の展望台に出る。前方に見るのは三俣山だろう。
 遠くに由布岳も見える。ここは明日登る予定の山だ。


沓掛山からのだらだらとした登山道を行く
 

クラストした雪面
 

 最初の小ピークにも名前があって地図には沓掛山(1503m)と書いてある。
 だらだらと標高を下げたあと、だらだらと登る。
 左側に星生山を眺めながら鞍部を超える。小さなお鉢に建っているのは久住分れ避難小屋。


久住分れ避難小屋
 

久住山頂上
 

 ここから左に行くと中岳。右にコースをとって久住山に向かった。前回と逆の周り方だ。
 アイゼンが欲しかったが我慢する。久住山の頂上には10名ほどの先客がいた。展望は最高。
 遠く英彦山や雲仙の普賢岳まで見えるそうだ。土地勘がなく、黙って頷くだけ。


久住山から東に降った平坦地を行く
 

平坦地から中岳への登り
 

 久住山を東に縦断して稲星山と中岳の間の平坦地を行く。こちらを歩く人が少ないのか踏み跡がない。
 途中で股までごぼる深雪にはまる。新雪ならいつものラッセルなのだが、表面がクラストしているので歩きにくい。


中岳頂上
 

中岳頂上から見下ろす坊ガツル
 

 中岳の登り口にたどり着いてみると3カ所からの踏み跡があった。登山道じゃないところを歩いていたらしい。
 そこから急登を登り切ったところが中岳頂上。


御池の水は凍ってスケートリンクのようだった
 

 小休止後、下山開始。登山道が交差していてガスったら迷いそうだ。
 直径50mほどの御池(みいけ)は完全に凍っていた。歩いて渡りたいという好奇心は抑えがたく踏み込む。


意外と池の上を歩く人は少なかった
 

アイゼンなしだったのでスケーティング状態
 

 厳冬期用の靴だったので足首が固定されていて、重心さえ外さなければ転ばない。
 スケーティングのまねまで出来た。他の登山者にも池に降りるように勧める。アイゼンをはいていれば大丈夫。


久住分れ避難小屋までもどる
 

九重の長く続く平坦な登山道
 

 沓掛山を超えれば後は降るだけ。牧ノ戸峠は近い。2時近くになるのに、まだ登ってくる登山者がいる。


牧ノ戸峠を見下ろす
 

牧ノ戸峠にもどる
 

 14時5分、牧ノ戸峠に戻る。売店の外には6本爪のアイゼンが山のように積まれていた。3000円。


やまなみハイウエイから見返す九重連山
 

 明日は由布岳だ。3日連続の登山となる。目指すは「道の駅ゆふいん」。
 湯布院も温泉の街だ。早く行って暖かい温泉に浸かりたい。


「道の駅ゆふいん」で紹介された「かわにし温泉」
 

100円入れると動く無人の回転ドア
 

 「道の駅ゆふいん」のおばちゃんはフレンドリーで面倒見がよさそう。いくつか温泉を教えてくれた。
 そのうちの一つ、「かわにし温泉」に向かう。車で5分ぐらいのところ。入浴料は100円だった。


100円玉が落ちないときはここをたたけとあった