雄 山 |
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所在地 | 富山県中新川郡立山町 | |
室堂登山口 | アプローチ | アルペンルート |
登山口標高 | 2430m | |
標 高 | 3003m | |
標高差 | 単純573m | |
沿面距離 | 2.5Km(GPSデータより) | |
登山日 | 2014年11月21日 | |
天 候 | 晴 | |
同行者 | 池田、洋平、堀岡 | |
参考コースタイム 山と高原地図(山と渓谷社) |
室堂(1時間)一ノ越(1時間)雄山(40分)一ノ越(50分)室堂 歩行3時間30分 | |
コースタイム |
室堂(1時間)一ノ越<休憩35分>(55分)雄山<休憩1時間20分>(25分)一ノ越<休憩10分>(45分)室堂 歩行3時間5分+休憩2時間5分=5時間10分 |
3連休を避けて平日に立山に行く。今年はまだ雄山に登っていない。最後のチャンス。 |
8時40分のケーブルに乗る。この時期はケーブルもバスも本数が少なく、美女平発9時のバスが始発となる。 |
10時5分、身支度を終え室堂ターミナルを出発する。踏み跡も有り、坪足で行く。 室堂山荘の分岐からごぼるようになり、スノー・シューズを履いた。 |
青空と純白の新雪が織りなす山の景色は、いつ見ても新鮮だ。飽きることはない。 あの稜線を歩いてみたい。あの雪に覆われたルンゼを詰めてみたい。この目で見たみたい。 わくわくするのは分かっているが、安易には行けるところではない。 |
一の越まで1時間をかけて登る。一の越山荘は閉館中だった。小屋の陰で風を避けて休憩を取る。 後立山連峰から野口五郎岳、鑓ヶ岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳へと続く山並みに時間を忘れる。 スノー・シューズとストックをデポし、アイゼンとピッケルに変えて雄山へと向かう。 |
三の越手前のややアイスバーン状のところでザイルに繋がれた2つのパーティーとすれ違った。 コンティニュアスの場合、誰かが滑って皆が巻き込まれたらガイド1人だけで止められないと思う。 コンティニュアスはパーティーの半数以上が滑落を止められる体力と技術を持っているときにだけ使える技術だと思う。 そうでなければ道連れザイルになるだけだ。 |
頂上直下の岩場を直登してみた。全然難しくない。アイゼンの爪は雪にくい込み、岩襞を捕まえる。 岩場は雪がついていた方が登りやすいようだ。 |
12時35分、雄山頂上に出る。意外に人が少ない。社務所の前や頂上に数人いるだけ。 はじめは表でランチを取っていたが風が強くなり社務所の屋根の下に逃げ込んだ。体感温度はマイナス10℃以下。(実際の気温はマイナス7度) |
頂上で出会った方はKNBテレビで「旬景富山」の撮影とナレーターをやっている浜谷さんだった。 今回の撮影は今週水曜日(11月26日)の6時15分から放映されるらしい。 |
13時55分、頂上を後にする。室堂発の終バスは16時10分なので時間は十分ある。 日が西に傾きはじめ、山の陰影が変わってくる。同じ山でも午前中とは別の山に見える。 |
15時15分、室堂ターミナルに戻る。もう少しこの風景に浸かっていたかったという気持ちと、早く降りて温泉に浸かりたいという、どちらでもいいような気分。 |
うまく15時30分初の臨時バスがあったので、それに乗った。 車窓からのぞむ大日岳、鍬崎山、弥陀ヶ原。青春時代の10年間を過ごした懐かしい風景である。 |