御佐波御前山



御佐波御前山の広場も雪の中

標 高754m 登山口(174m)
所在地富山市(旧大沢野町)
旧猿倉スキー場 アプローチ富山市内から41号線を南下して猿倉スキー場駐車場へ
所要時間富山市内から30分
単純標高差580m
標高差累積登り630m 降り△50m
距 離往復10Km
登山日2014年2月8日
天 候
同行者単独
参考コースタイム
富山県の山(山と渓谷社)
駐車場(20分)猿倉山(50分)御前山(1時間10分)小佐波御前山(45分)御前山(40分)猿倉山(15分)駐車場
合計4時間
コースタイムスキー場駐車場(1時間10分)御前山<道草5分>(1時間40分)小佐波御前山<休憩1時間30分>
小佐波御前山<休憩50分>(55分)御前山(50分)スキー場駐車場
合計4時間35分+休憩55分=5時間30分



 
 

 家の周りを除雪していたら、急に山に行きたくなった。
 なにもこんな大雪の日に、とも思ったが、いつも条件のいい日ばかり山に行っていたら、いざというときに対応できなくなる。


10時35分猿倉コミュニティーセンター出発
 

夏期の駐車場
 

 家を出たのは9時50分。駐車場を出発したのは10時35分だった。
 トレースがある。こんな日でも登る人がいるらしい。土日しか休めない頃は天候を選べなかったかもしれない。
 猿倉山の登り返しで3人を追い越す。先行者が2人いるらしい。


無雪期はここらスタート
 

 そのトレースにはすでに10cm以上の新雪が積もっている。今日の降り方はすごい。
 トレースを踏みながら行くのは好みじゃない。先行者が御前山であきらめていることを祈りながら行く。


いまは動いていない風の塔
 

御前山のシェルター
 
 御前山の分岐でトレースは右に折れていた。御佐波御前山には誰も向かっていない。祈りが通じた。
 御前山のシェルターに寄ってみると二人の若者がいた。ラッセルのお礼を言って御佐波御前に向かう。


林道最後の登り
 

 かすかに古いトレースが残っていて、ラッセルは、すね程度。雪は軽く、負担は少ない。


雪山は好きだが雪が降り続くと寂しくなる
 

 青空の下を歩く雪山と、雪の降る中を行く雪山は違う。おもむきがまったく別物だ。
 どちらが好きかと聞かれても答えられない。

 標高を上げるにつれ、古いトレースが見えなくなってくる。ラッセルは膝下。
 無理をしているのか? 気温が低いのに汗をかいている。1回だけ、リュックを下ろしてコーヒーを飲んだ。


最後の急登が見えてくる
 

ここを登り切れば頂上は近い
 

 最後の急登が見えた頃には歩くのが嫌になっていた。お腹も空いている。寒い。
 持ち込んだ、おでんを小屋の中で暖めて食べているイメージを描きながら歩く。


頂上広場の看板
 

マイナス8℃の小屋を出発
 

 13時30分、小屋に入る。当然だが誰もいない。リュックから出した温度計は0度だった。
 だが体感温度はもっと低い。壊れているのか?

 おでんを温める。カップ麺もつくる。ビールは失敗だった。日本酒を熱燗にすべきだった。
 ただ、ビールはのどが渇いたから水代わりと思えるのだが、日本酒はいかにもお酒なので気がひける。


猿倉山までもどる
 

 寒いのは汗をかいたからだ。中間着をフリースのセーターに着替えたら少し暖かくなった。
 小屋を出るときカッパは凍っていた。手袋もばりばりだった。温度計はマイナス8度を指していた。


駐車場までもどる
 

5時間半で積もった雪
 

 14時20分、小屋を出発。降りも脛のラッセルを強いられる。降りは体力が残っていなくても何とかなる。
 16時5分、駐車場に戻る。車は雪に埋もれていた。