姥 石 |
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所在地 | 弥陀ヶ原 | |
美松ヘアーピン下 | アプローチ | アルペンルート弥陀ヶ原駅下車 |
登山口標高 | 1930m | |
標 高 | 1962m 東経137°33′40.34″ 北緯36°34′24.00″ | |
標高差 | 累計(+)370m 累計(−)△370m | |
沿面距離 | 7.2Km(GPSデータより) | |
登山日 | 2014年8月19日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
弥陀ヶ原駅(20分)姥石入り口(5分)姥石<観察5分>(5分)姥石入り口(45分)天狗の鼻遊歩道入り口(30分)獅子ヶ鼻(25分)弥陀ヶ原休憩所<ランチタイム45分>(45分)弥陀ヶ原駅 歩行2時間15分+休憩50分=3時間5分 |
立山・黒部山岳遺跡調査委員会が見つけた姥石を見に行った。多くの文献に記されていたが、その所在が不明だったもの。 姥石とは女人禁制を犯して入山した尼が罰を受けて石になったいう伝説の石である。 ちなみに姥石伝説は立山だけではなく全国にある。 |
弥陀ヶ原でバスを降りて有料道路を歩く。こんな季節に歩くのは弥陀ヶ原ホテルに勤務していた頃以来。 花を見かけるたびに右に寄ったり左に寄ったりして写真を撮りながら歩く。 |
美松のヘアピーンカーブ下で道路公社の人が道路脇の草刈りをしていた。 なんとプロスキーヤー(元?)の小泉さんだった。「姥石を探しに来た」というと、案内してくれた。 |
取り付きはカーブから300mほど下で、草が刈ってあった。彼が刈ったとのこと。 姥石までもススタケが刈ってあり、歩きやすかった。姥石は道路から100m程降ったところにあった。 |
姥石は直径1m50cmほどの丸い石である。縦に割れ目があり、石の地蔵様が載っていた。 お地蔵様には「右うばみち道(?)」と「天明三年(?)...」の文字が刻まれている。 お地蔵様はもともと姥石の上に置かれたものではなく、後年、移設されて置かれたもののようだ。 お地蔵様は優しい笑顔を持っていて、多くの登山者がその表情に癒やされたのではと思った。 |
有料道路に戻り、天狗の鼻まで歩く。そこから獅子ヶ鼻道に入り、弥陀ヶ原を目指す。 両側に現れる餓鬼の田が忘れかけた青春時代をフラッシュバックさせる。懐かしい。 |
獅子ヶ鼻の棚にあった(と思う)祠は壊れて残骸だけが残っていた。中に何かの石仏があったと思うのだが見あたらなかった。 |
そこからまた、クサリ場を降って獅子ヶ鼻の下まで降りる。役行者の石像も見当たらない。 |
藪を漕いで岩の下へ登り返すと大きな岩屋があった。幅4m、高さ2m、奥行き2mほどの大きな岩屋である。 その一番左奥に縦に細長い岩屋があって、役行者の石像が立っていた。 |
クサリ場はさらにつづく。ここのクサリが要るかどうか微妙である。 あれば安心だが頼るとあぶない。濡れていたがクサリは使わず前を向いて歩いて降りた。 |
一ノ谷の支流を渡り、本流を渡って弥陀ヶ原高原へと斜面を登る。登り切ったところのベンチでランチタイム。 |
大阪からの女性の2人組、千葉からのおじいちゃんと孫娘2人の3人組など、遠くからの方ばかり。 一度も立山に行ったことがないという県人によく出会う。近すぎて目が向かないのだろうか |
ベニヒカゲやコヒョウモンの高山蝶はなんとか目にすることが出来たがアキアカネ(トンボ)を見かけない。 昔は草原一面に飛んでいたのに、自然の環境が変わったのだろうか? |
今日見かけて花たち。弥陀ヶ原高原定番の花ばかりで、珍しくないがアップ。 |