ベトナム旅行

3月22日

 ハロン湾に行こうと思ったのだが天候が悪そうだった。1日延期して今日もハノイ市内の散策とする。
 1週間も同じ所にいると、予定を詰め込まなくても済むのがいい。


今日も朝から雨 いつものスクランブル(?)交叉点

 時間には縛られない。ホテルから自分のホーム・ページにベトナムの写真をアップする。
 海外で自分のサイトにFTPで繋がるのがうれしい。メールも普通に繋がる。


寺が町並みに溶け込んでいる

 ハノイ市内でいくつか寺を見た。郊外の寺を見ていないので何とも言えないが町並みに溶け込んでいる。
 日本なら独立して、林に囲まれたりしているのが普通なのに、ここは通りに面して建っている。


ドンスアン市場横の果物売り場

 まずはホテルから近いドンスアン市場へ向かう。ここは活気があって面白い。


歩かずに並んで売っていた 手抜きだと思う


陳列台がすごい 左上にドラえもんの旗が


この国に最大積載量という観念はない

 「旧市街三六通り」の街には特徴がある。衣料品を売っている通りはそれだけを扱い。金物売っている通りはそれだけを扱う。
 ドアの取っ手だけを売っている店、おもちゃを売っている店。同じように連なっている。街を覚えてくるとこれに助けられて道に迷わなくなった。
 信じられないのはタバコ屋さんが10数店も並んでいることだった。それもタバコしか売っていない店が。


何かの肉を骨付きのままミンチして売っていた


何の肉か気になる
 

みせてもらったら蛙だった
 

 路上で何かの肉をミンチして売っているのを見つけた。興味をもって近づく。
 写真を撮らせてもらう。カエルかもしれないと思ってカエルのまねをして飛んでみせた。
 そうしたら、相手もカエルのまねをして飛んでみせてくれた。究極のボディー・ランゲッジ。
 そして手につまんで写真を撮らせてくれた。


お頭付きの鳥も売られている

 今日のランチ場所を捜す。色々と変なものを見てくると慎重になる。
 ちゃんとしたテーブルがある店を選んだ。一番端っこに座ってブン・チャーを注文する。
 昼時だったからか、休む暇なく作ってはどこかに持って行く。出前のようだ。


今日のランチは比較的清潔そうなこの店で

 三大ベトナム料理といえばフォー、ブン・チャー、生春巻だ。フォーは太めの米麺でブンは細めの米麺。
 フォーはほぼ日本のうどんと同じで暖かい出汁に入って出てくる。
 ブン・チャーは細めの米麺をつけ麺で食べる。付け汁は温かいが麺は冷たい。麺は食べやすいようにハサミでいくつかに切って出てくる。付け汁は甘酸っぱい味がする。


ブン・チャーの具はミニ・ハンバーグと豚バラ肉と青パパイヤ。


パパイアは堅くて全部は食べられなかった

 ベトナムには日本の「食品衛生責任者」に該当する資格はないようだ。
 食べ物の衛生に関しては、かなりおおざっぱ。食あたりの責任は店を選ぶ客にあるのだろうか?


フォーかブン・チャーの店だと思うが鶏をテーブルに並べる意味が不明

 ハノイ駅から北に延びる道路と化したような線路の先にあるのがロンビエン駅である。


旧市街の北端にあるロンビエン駅

 ロンビエン駅は予想通りにローカルな駅だった。建物自体も小さく、売店に置いてあるのは飲み物だけ。。


駅構内は人でいっぱい

 駅は単線。ホームは線路と同じ高さ。裏口にあたる北口に駅舎があったが駅員はいない。
 線路内に潜り込むのは簡単だった。そのまま表口(南口)から出たが誰にも止められなかった。


出て行く列車を駅にもぐり込んで撮る
 

駅の外に出て撮る 線路の下は商店街
 

 急にお腹が痛くなる。ドンスアン市場にトイレがあったのを思い出す。何とかドンスアン市場にたどり着きトイレに駆け込む。
 大便所は5カ所あった。入ったらドアに鍵がない。隣はノブがない。5カ所とも鍵はかからなかった。


初めて見た横長の小便器


きんかくしのない大便器

 偶然、壁画のある道路に出る。ギネス・ブックに載っている壁画に違いない。
 世界一長い陶器で出来た壁画。ギネス・ブックが本当に本になっているのならどれだけの厚さになっているのだろう。


ロンビエン橋と世界一長い陶器の壁画(4Km)

 壁画の上に見える橋はロンビエン橋。作られたのは1902年なので110年以上経っていることになる。


「旧市街36通り」

 若者が道路に向かって座っている。1人や2人じゃなく20人ぐらいいる。
 全員が椅子に飲み物を置いている。カップルもいる。日本の喫茶店みたいなものか?


日本ではこれを喫茶店と言う(?)

 ベトナムの人は日本人と似通った雰囲気がある。控えめなところがあり、親切だ。
 落としたお金を走って届けてくれたり、置き忘れかけた本を大きな声で教えてくれたりした。
 ガイド・ブックに書かれている「気をつけろ!」みたいな事はもちろん必要だが、まずはその国の人を信じることが大事だと思った。


ベトナムの女性はよく働く

 ベトナムのコーヒーはものすごく苦い。エスプレッソ・コーヒーより苦い。そして甘い。
 値段は約20,000VND。日本円で100円ぐらいだ。


今日のコーヒータイムはこの店で