ベトナム旅行 |
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3月23日 |
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海の桂林と言われるハロン湾は1994年に世界遺産に登録された景勝地。 申し込んだとおり、朝8時にホテル前にバスが迎えに来た。バスには誰も乗っていない。ちょっと不安になる。 |
バスはハノイ市内のいくつかのホテルをまわりながら客を拾っていった。市内を出る頃には満席になる。 何も考えていなかったがハノイからハロン湾まで直線距離で100Kmある。4時間かかった。 |
日本のツアーと同じで途中のトイレ休憩場所には大きな売店があった。 バスがどんどん入ってくる。売店は人でいっぱいになってきて失敗に気づく。集合時間と集合場所をよく聞いていなかった。 乗り合わせてきた人の顔など覚えていない。何時に何処に行けばいいんだ? ガイドが言っていたのは「twenty minutes.」だったか?「twenty minutes later.」だったか?集合場所も降りた所じゃないような事を言っていた。 売店の反対側に同じようなバスが何台も停まっていた。ナンバーを覚えていたのでなんとかクリアする。 |
12時過ぎ、ハロン湾に到着する。バスに同乗した人の中から特徴のある人の顔を何人か覚える。 ガイドの話が解らなくてもそいつについて行けばいい。 ところがここで解散。ハロン湾ツアーは宿泊付きからランチ無しまでいくつものコースがある。 他のバスで来た人が加わり、いくつにもグループ分けされてガイドも変わってしまう。 どのグループに入るのか聴くだけでも大変。向こうは1人しかいない日本人のことなど気にかけていない。 |
何とか船に乗れて一安心。もし、間違っていても泳いで帰れとは言わないだろう。 少し沖に出たところで船を止めてのランチ・タイム。ベトナム料理とのことだが中華料理と似ている。 取り箸はなく、全て直箸で取り皿は1枚だけ。姿焼きの魚を知らない者が6人でつつくのは初めての経験でした。 |
ハロン湾には1600もの奇岩や島々があるが、現在はカットバ島以外は無人。 上陸できそうな島は少ないし、上陸できても畑を作れそうな平坦地はなさそうだ。 |
どこかの島に上陸して案内されたのは鍾乳洞だった。これはサプライズ。知らなかった。 |
大きな空洞で出来ている鍾乳洞でそれを複雑に周遊するように歩道が作られている。 日本の秋芳洞は2ヶ月前に見たばかりだ。秋芳洞ほど大きくはないが、違った魅力がある。 |
広場では団体のツアー・ガイドが鍾乳洞の解説をしている。何組もいる。 言葉は英語とベトナム語か? 残念ながら日本語を聴くことは出来なかった。 |
鍾乳洞の次は海の上に浮かぶオアシスへ移動する。そこは手こぎボートやカヌーのポートになっている。 |
オプション(130VND≒650円)でボートに乗る。女の子が漕ぐボートに5人が乗って島巡りに出た。 岩壁に空いた洞窟の先が秘密基地のような湾になっていたのにはびっくりした。 |
断崖に囲まれた秘密基地だ |
秘密基地を出た後、「Let me try.」と言って漕がせてもらった。その後に、「Can I try?」と言って漕がせてもらっていた外人がいた。 「漕がせろ」と「漕がせてもらえますか?」の違いがある。その差は大きい。 まっ、どちらにしても、言葉は通じていなかったと思う。 |
ハロン湾は海の桂林と言われている。だが、桂林は川のハロン湾とは言われていない。 メジャーとマイナーの違い、あるいはどちらが古いかの歴史の違いかもしれない。 |
ハロン湾には海上生活者がいる。海面すれすれに壊れかけた家が建っている。 しけたとき、床上浸水しないのだろうか? 台風が来たとき、家が流されないのだろうか、気になった。 |
ガイドが黄色い家を指さして school と教えてくれた。先生はどこから? 通学方法は? 波の荒いときは休校? |
ハロン湾の写真は300枚以上撮った。載せたい写真はいっぱいあるが、スペース(容量)が足りない。 |
大きな石灰岩台地が北の桂林から南のニンビンまで続いていてハロン湾はその一角。桂林と似ているのはそのためである。 |
ハロン湾からハノイ市までがまた大変だった。バスは代わる。乗り合わせるメンバーも代わる。ガイドも代わる。 間違いなく自分のバスにたどり着けるのか不安だった。 |
バス旅で見かけた建物が異様だった。周りに家のない一軒家なのに狭い建て方で、両サイドには窓がない。 これは日本の町屋と同じ理由だった。建物の固定資産税が間口の広さで決まる。窓がないのは隣に家が建ってもいいように。だった。 |
午後9時ハノイ市に到着。ツアーが終わったあとは扱いがいいかげんだった。 ホテル前まで送ってくれず、適当なところで降ろされる。「The millennium hotel is nearby.」で終わり。 他の場所で降ろされた別のグループは「Take a taxy to the hotel.」だった。 |