ベトナム旅行

3月26日

 真夜中の2時過ぎ、トイレが我慢できずに、また通路側の二人に迷惑をかけてしまう。
 二人は新婚さんという感じ。可愛い女性にめちゃくちゃ気を遣う男性が微笑ましい。
 シンガポールの人? ようこそ日本へ。


チャンギ〜成田はA380で

 座席の前にあるディスプレイでは映画が10チャンネル以上選べたり、各種の音楽が聴ける。
 他に航空情報が写る画面もある。ほとんどそれを映していた。
 往路のスピードが時速900Kmだったのに復路では1,100Kmも出ている。
 A380の巡航速度は時速1,041Kmなので偏西風の影響なのだろう。


チャンギ〜成田はA380で

 飛行中、真夜中の1時頃に夜食が出て、朝5時頃に朝食が出る。
 隣の女性の方は眠かったようでふてくされ気味。あたふたと食事の用意をしたり、ほとんど手をつけられなかった食事の後片付けをしている男性の、将来が見えたような気がした。


往路の900Kmだった速度が1100kmまだ上がったのは偏西風の影響

 7時40分、成田空港到着。入国審査と税関の審査(書類の提出だけ)を終え入国する。
 両替所で残ったシンガ・ポールドルを円に替え、リムジン・バスで羽田に向かう。
 渋滞もあり、1時間10分ほどかかって羽田空港に入った。あとワン・フライトで富山だ。


羽田空港でベトナム料理店を見つける

 搭乗ゲイトを確かめると出発の時間が違う。全日空の窓口で確認すると時間の変更はよくありますとのこと。
 ノイバイ空港でもらった搭乗券は使えないので再発行となった。


フォーの価格はベトナムの6倍でした

 羽田空港でベトナム料理の店を見つける。店の前の看板にはフォーが載っている。
 本場(?)のフォーとの味比べがしてみたい。ベトナムの道ばたのフォーと洗練された羽田空港のフォー。


調理人はベトナム南部(ホーチミン)の人でした

 調理をしている人にベトナムの写真を見せたら「これは北部(ハノイ)のフォーでしょう?」。
 彼は南部、ホーチミンの出身だった。出てきたフォーも南部の太麺。
 味は日本にあわせたようで、うどんに似ていた。ここで飲んだビールは「hanoi Beer」。


出てきたフォーは南部の太麺

 羽田空港の搭乗検査は金属と液体だけ。なのに何故かひっかかった。
 ズボンのポケットに残っていたシンガ・ポールドルのコインだったのか?


羽田空港の搭乗検査


羽田〜富山はB787

 バスで飛行機まで移動する。この移動方法は間近で機体を見られるのがいい。
 機体は最新のB787。機体をまわって写真を撮った。


B787のエンジン(ロールスロイス製)

 雲海すれすれに飛ぶのは2回目。北極か南極の雪原のような光景が広がる。
 歩いて行けそうな気がするくらいの臨場感がある。


南極か北極を思わせるような雲上の景色

 出発が遅れたので富山空港まで直線で飛んだ。飛行機の性能が上がって簡単に出来るように、なったようだ。
 16時40分、富山空港到着。天候は雨。


昔、黛ジュンの「雲に乗りたい」という歌がありましたが覚えているでしょうか?

 富山空港の正式名は「きときと富山空港」。いつ頃変わったのだろう。いい名前だとは思えない。
 荷物コンベアの巨大な、にぎり寿司のサンプルも、なんとなく変だ。


出発が遅れたので羽田から富山へは直線で飛んだ

 九日ぶりの富山なのに特別な想いはない。普通に車を運転して家に帰った。
 家でも「ただいま」、「お帰り」で終了。お土産は無し。晩酌の日本酒が美味しかった。


無事「きときと富山空港」へ戻る(3月26日17時)

 これで自信がついた。旅先で航空券を調達しながらの旅も出来そうだ。
 海外放浪一人旅はエスカレートしていきそうな気がする。エスカレートするのは山と同じだ。