五色ヶ原山荘〜薬師岳山荘



北薬師岳よりのぞむ薬師岳

所在地富山市薬師岳付近
  五色ヶ原山荘 アプローチ五色ヶ原
登山口標高2490m
標   高2700m
標高差単純210m 累積(+)1400m 累積(−)1190
沿面距離12Km(カシミールより) 13.8Km(GPSデータより)
登山日2014年7月27日
天 候雨風後晴れ
同行者岩月
参考コースタイム
山と高原地図(山と渓谷社)
五色ヶ原山荘(50分)鳶山(2時間)越中沢岳(1時間40分)スゴの頭(1時間20分)スゴ乗越小屋(1時間20分)間山(1時間40分)北薬師岳(40分)薬師岳(40分)薬師岳山荘
歩行10時間10分
コースタイム
 
五色ヶ原山荘(35分)鳶山(1時間15分)越中沢岳(1時間10分)スゴの頭<休憩10分>(1時間15分)スゴ乗越小屋<休憩20分>(1時間15分)間山<休憩20分>(1時間40分)北薬師岳<休憩20分>(55分)薬師岳<休憩15分>(15分)薬師岳山荘
歩行8時間30分+休憩1時間25分=9時間55分



 
 

 2日目は天気予報がよくない。終日、雨。だが、衛星放送を見た誰かが雨は9時頃だけだと言っていた。
 5時40分、それを信じて軽装で出発する。すぐに鳶山の登りで雨にあう。
 雨具を着るためにスパッツを外したり、登山靴を脱いだりでもたもたする。
 このときに濡らしてしまったデジカメ(ルミックスDMC-TZ20)が壊れてしまった。


強風と雨のスゴの頭
 

スゴ乗越
 

 以後はペンタックスの Optio W60 で撮る。このカメラはピントがあまく、色も良くない。
 雨が強く、風も強い。新しい花を見ても写真を撮る気がしなかった。
 越中沢岳の降りは急降だった。岩が露出した歩きにくい登山道。
 ガスがかかっていて全体像が見えない。ひたすら降ってコルに出る。
 ここから又、ひたすら登る。8時40分、スゴの頭手前の広場にでる。雨風が強いので少し戻って休憩を入れた。


スゴ乗越を超えてから雨脚が弱くなる
 

ガスも引いてきて黒部川が見えた
 

 休憩しているところに単独登山者が3人登ってくる。上は風が強いから休むならここだよ、と言ったが無視された。
 休憩を終えてスゴの頭手前の広場に行ってみると3人が道に迷っていた。真っ直ぐに進んでいたからだ。
 真っ直ぐ上に行きたくなるのが普通の感覚だが、ここは90度以上右に曲がらないといけない。
 一度登って、戻るときに降りの登山道を見つけていたから分かったコースだった。


間山頂上の地唐
 

北薬師岳への登山道
 

 スゴの頭広場からの降りはゴーロ帯。慣れない人には時間がかかるコースだろう。
 降りきったコルは晴れていれば広い休憩場所になりそうなところだった。
 今回は雨の影響であちこちに水が流れていて休む気にならない。通過する。


北薬師岳への登り
 

北薬師岳頂上
 

 スゴ乗越からスゴ小屋までは小さな沢の連続だった。うっかり足を置くと靴の中が濡れてしまう。
 そんなことだけに気を取られながら行く。花を見かけても写真を撮る気になれない。
 スゴ乗越キャンプ場の看板が見えてすぐにスゴ乗越小屋に着いた。屋外のテント小屋で金沢のパーティーが食事をしていた。
 袖まで雨で濡れ、体も冷えていたが水分補給は必要なので缶ビールをいただく。600円。


ちょっとペースダウンした岩月
 

薬師岳の祠
 

 スゴ乗越小屋を過ぎた頃から雨があがってくる。間山まで約300mの登り。
 ガスも引いてきて黒部川対岸に薬師見平が見えてくる。一度は行ってみたいところだが無理だろう。
 間山の頂上には地唐がある。沸騰させれば飲めるかもしれない。緊急の給水場所だ。


新しくなった薬師岳山荘
 

薬師岳山荘の玄関
 

 間山から北薬師岳への登山道は細い稜線上を行く。風が強いときは注意が必要なところだ。
 北薬師岳で一休み。北薬師岳から薬師岳は左にカールを見ながら行く。
 突然、目の前に薬師岳の祠が現れる。薬師岳山荘はすぐ先である。ほっとした瞬間である。
 ビールめがけて25分で駆け下りた。缶ビール350mlが700円だった。消費税の便乗値上げか?


薬師岳山荘の食堂
 

夕食はトンカツと肉じゃがと天ぷら
 

 小屋はモンベルのツアーなどもあって、日曜日なのに満室状態。予約していなかったので布団を詰めてもらう。申し訳ありません。
 食欲がなくトンカツと天ぷらは食べられなかった。肉じゃがだけをいただく。


この日の宿泊は80名
 

布団は一人一枚とはいかなかった
 

 大部屋は暑い。真夜中に目が覚めた。そのあと、なかなか寝付けなかった。長い夜だった。