由布岳



由布岳は二つの頂をもつ双耳峰の山

所在地大分県由布市
正面登山口 アプローチ湯布院町から別府市に抜ける道から
登山口標高770m
標   高1583m
標高差単純813m
沿面距離 . Km
登山日2014年1月24日
天 候晴れ
同行者単独
参考コースタイム
山と高原地図(山と渓谷社)
登山口(1時間50分)マタエ(30分)西峯往復(30分)東峰往復(1時間20分)登山口
歩行4時間10分
コースタイム
 
登山口(1時間45分)マタエ<休憩5分>(15分)西峯<休憩10分>(11分)マタエ(12分)東峰<休憩47分>(5分)マタエ(55分)登山口
歩行3時間23分+休憩1時間2分=4時間25分



電池が切れて西峯への軌跡は取れなかった
 

 「道の駅阿蘇」と「道の駅ゆふいん」は寒かった。明け方の車内温度はどちらもマイナス8℃だった。
 車内に吊したタオルは凍って板のようになっていて、ヤカンの水は凍っていた。


凍った車体
 

車内につるしておいただけで凍ったタオル
 

 朝、起きたらまず家庭用のガスコンロでお湯を沸かし、コーヒーの用意をする。
 パソコンでデジカメやGPSのデーターを取り込み、メールのチェックをする。その間、コーヒーは2回炒れる。


由布岳の正面登山口
 

正しい登山道
 

 由布岳の正面登山口の駐車場はガラガラだった。早く行かないといっぱいになる、と言うのはオン・シーズンの話らしい。いまは、オフ・シーズン。

 車を停めて身支度を終え、登山口に向かう。いきなりコースを間違えてしまう。青い看板を見つけて登山道に合流した。


西登山口コースとの合流点広場
 

 
徐々に雪が出てくる

 登山口でちょっと会話を交わした女性がいた。名古屋から来たと言っていた。
 足が速く、7合目ぐらいで追いついてきた。そのままマタエまでいっしょに歩く。


九重連山から由布岳が見えたように由布岳からも九重連山が見える
 

 登山が3割で温泉が7割だという。今回も山は由布岳だけで、残りの土日は温泉巡りとのこと。
 この日の夜は「ラムネ温泉」という炭酸泉らしい。BOWと重なって見えた。


名古屋から来た谷口さんは東峰へ
 

険しそうな西峯
 

 彼女(谷口さん)とはマタエで分かれて西峯に向かう。西峯は岩場があるので行かないと言う。
 マタエにいた若者が先行していた。核心部にはクサリが張ってある。


西峯のクサリ場を地元(別府市)の若者が行く
 

 ホールドはハンドもフットも豊富にある。造られたようにガバが続いている。クサリは要らない。
 斜上する岩場でクサリに頼っていたら、よけい危ないような気がするが人それぞれか?


クサリを使わず岩を手がかりに登った
 

 西峯の降りでコースを間違えた。いちばん難しいところを過ぎたところから登山道があるのに、気づかずそのまま尾根を降ってしまった。
 こんな難しいところを登った記憶がないと思いながら降ったら左側からの登山道に合流した。


西峯頂上は意外に広い
 

西峯からの降りでコースを間違える
 

 東峰の登りで谷口さんとすれ違う。「また、どこかで、おあいしましょう」。
 東峰の登山道は氷でつるつるだった。西峯より危なかった。


東峯頂上
 

東峰頂上の石仏
 

 マタエまで慎重に降る。マタエから下は氷もだいぶん溶けていて歩きやすくなっていた。
 55分で登山口まで駆け下りる。


秋山のような麓の登山道
 

正面登山口にもどる
 
 


さようなら由布岳
 

 今日の温泉は昨日教えてもらったもう一つの温泉「下ん湯」。入り口に料金箱があり、200円と書いてある。
 戸を開けると内湯と露天風呂が縦に並んでいるだけの簡単な混浴湯。


湯布院の「下ん湯」(200円)
 

更衣室のない内湯と露天風呂だけの混浴温泉
 

 両側にある棚と浴槽の間に幅45cmのスノコがひいてあり、脱衣所となっている。
 足下は浴槽。女性にはハードルの高い温泉だ。

 露天風呂の前が金鱗湖という観光スポットになっていて観光客が入れ替わり立ち替わりやってくる。
 道の駅のおばちゃんは、こういう温泉が好きらしい。


両側にある棚が衣服を入れるところ
 

前に金鱗湖があり、観光客が沢山来る
 

 そのおばちゃんが、もうひとつ勧めてくれたのが湯布院の駅前からこの温泉までの町並みの散策。
 レトロなのか、新しいのか解らない細長い町並みが続いていた。


山下清原画展の前の看板に特価ガソリン44円とあった 懐かしい値段だ
 

 露天風呂から見えた観光客の顔はどれも韓国系だった。街を歩いてみたら聞こえてくるのは韓国語。
 あるお店で聞いてみたら韓国の人が6割とのこと。門司港にフェリーで入ってくるらしい。
 なるほど、北九州は韓国に近い。台湾の人が9割を占める立山とはロケーションが違うようだ。


シーズン・オフなのに観光客がいっぱい
 

町並みから由布岳が見える
 
 


観光客の6割が韓国からの人達とのこと
 

お洒落な町並みは気に入った
 
 


何故か豆腐屋さん
 

おとぎ話の世界のような町並み
 

 今晩の宿泊予定地は福岡県の道の駅「しんよしとみ」。国道10号線を北上する。
 家が近づくはずなのに、何故か寂しさを感じた。