雑穀谷



Aフェースを懸垂下降する中嶋

所在地富山県立山町
雑穀谷 アプローチ称名線雑穀谷出合から300m
標   高770m
実行日2014年5月24日
天 候晴れ
同行者中嶋


 雑穀谷にトレーニングに行く。岩は前穂北尾根以来、1年ぶりだ。
 土曜日とあって、車は20台、人は50人くらいが岩に取り付いていた。
 Bフェースにいたのは1組だけ。許可をもらって登攀開始。1年ぶりで緊張する。


空いていたのはBフェースだけだった
 

 Bフェースは唯一マルチが出来るところ。上まで3ピッチで登る。
 取り付きまでのガレ場にトラ縄が張ってある。片手で登るのは結構辛い。
 懸垂下降は2ピッチで降りられる。


車の横でランチ・タイム
 

こういうことが出来るのが雑穀谷のいいところ
 

 テーブルと椅子を出してのランチ・タイム。喉の渇きはビールで潤す。
 こういうことが出来るのが車が横付けできる岩場のいいところだと思うのですが不謹慎でしょうか?


松の木フェースのハングをトライする若者
 

10数回のトライ後に成功していた
 


B フェースを登るクライマー
 

セカンドを確保しているクライマー
 

 Aフェースが空いてきたのでそちらに移動する。人気のある左側に2パーティー7人が張り付いていて取り付けなかった。
 中央と右側を何本か登る。ここは入門コースで面白みに欠ける。


Aフェースを登る中嶋
 


Aフェース上部
 

 Cフェースが空いたので移動。このコースを登るのは初めてだ。
 人が登っているのを注意して見たこともないので、ほとんどオンサイト・トライ状態。
 ハーケンが打ってあるのでコースだけは分かる。


Cフェース(堰堤フェース)が空いたのでそちらに移る
 

 上のほうで行き詰まった。ハンドホールドがカチで、フットホールドはスメアリング。
 上に見えるホールドがガバなら一気にいくのだがパーミング状態だったら落ちるしかない。
 右に行ったり左に行ったりしてみるがその先にはハーケンがない。ここを抜けるのに5分以上かかった。


この核心部を抜けるのに5分以上かかった
 

Cフェースを懸垂で降る中嶋
 

 おらっちゃロックはいつも人でいっぱいの人気の壁。土日を避けてこないとチャンスはない。
 それと岸のようなエキスパートが1人ぐらいいないと片身の狭い思いをするかもしれない。


おらっちゃロックの横面
 


おらっちゃロックはいつも人でいっぱいでトライするチャンスがない
 

 普段使っていない筋肉を使ったので、足の親指、手の親指が痙る。登攀中にも痙って困った。
 やっぱり1年に1回じゃ、うまく登れるわけがない。トレーニングの必要性を痛感した1日だった。