伊吹山



名神高速道路から伊吹山をのぞむ


2月7日



北陸高速道路から伊吹山の裏側(?)をのぞむ
 

 2年前に敗退した伊吹山。昨年は手違いで荒島岳に変更。2年越しの挑戦だった。
 参加する仲間も増えて総勢7人。富山、石川、群馬、名古屋から集まった。


「アイランド富士」 80人乗りで地上45mまで上がる
 

「アイランド富士」から見下ろすイルミネーション
 

 なばなの里のイルミネーションもリベンジだった。昨年末に名古屋で行われたアート・ガーファンクルのコンサートの時に来たのだが、開演の時間が気になって見られなかった。


イルミネーションの見所「ナイアガラの滝」
 

 「アイランド富士」がどうやって上昇するのか、初めて見たときは解らなかった。
 定員80名で45メートルまで上昇し、途中から回転する。上昇の途中でイルミネーションの点灯が始まった。


どこまでも続く輝き 200m 光のトンネル
 

遠くからナイアガラの滝をのぞむ
 

 イルミネーションの回廊は人でいっぱい。大きな神社の初詣のような雰囲気がある。
 小さなLEDが集まったイルミネーションも規模が大きくなると見応えがある。
 光の廊下は天国への道を思わせる。人でごった返しているのも天国へ行く人が多いようでいい。


飲み過ぎないように...→ike
 

 旅館に戻っての食事と温泉。明日の天気予報はよくない。しっかり飲んで明日のことは忘れよう。

2月8日


 


頂上に立っている日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像
 

所在地滋賀県米原市(岐阜県揖斐郡揖斐川町)
登山口 アプローチ北陸高速道長浜ICで降りて(旧)伊吹山スキー所へ
登山口標高220m
標   高1377m
標高差単純1157m
沿面距離片道4.8Km
登山日2015年2月8日
天 候雨のち吹雪
同行者山岸、岩月、洋平、中嶋夫妻、堀岡
コースタイム 登山口(27分)1合目<休憩8分>(20分)2合目(30分)3合目<休憩5分>(15分)4合目(10分)5合目<休憩8分>(10分)6合目避難小屋<休憩15分>(13分)7合目(17分)8合目(15分)9合目(15分)頂上<休憩18分>
合計 2時間52分+休憩28分=3時間20分

頂上<休憩18分>(27分)6合目<休憩45分>(8分)5合目(4分)4合目(6分)3合目(19分)2合目(11分)1合目(17分)登山口
合計 1時間27分+休憩45分=2時間12分



 
 


登山口の駐車場に車を停める
 

伊吹山登山口
 

 伊吹山は廃業となった「ピステジャポン伊吹」のゲレンデを通って登る。
 


なだれ注意の看板があった
 

雨の中、ぬかるんだ道を行く
 

 麓の駐車場に車を停める。天候は雨。誰もが中止を望んでいたのに岩月が身支度を始める。
 中止を言い出す勇気がないまま、しぶしぶと身支度にかかる。
 歩き出してしまえば気持ちは切り変わる。目指すは伊吹山頂上。


1合目に到着 かつてのスキー場の麓にあたる
 

1合目からはスキー場の跡を行く
 

 1合目まではジグを切ったぬかるんだ歩道を行く。
 1合目はスキー場の末端だったようで宿やレストランが並んでいる。
 休館中だが夏場は登山者用に営業しているのかもしれない。


振り返れば米原市街と琵琶湖
 

 2号目までは旧ゲレンデを登り2号目からはまた登山道となる。
 途中から雨があがってきて元気が出てきた。3合目あたりから雪道となってくる。


雨があがってきた
 

伊吹山の急登と6合目の避難小屋が見えた
 

 3号目から4号目まではホテルの近くを通って、また旧ゲレンデの中を行く。
 6号目の避難小屋とその上の斜面が見えた。頂上はガスの中で見えない。


ゴンドラ(廃業)の終点が3合目
 

廃業したホテルとゴンドラの終点駅
 

 4号目に立っているコンクリートの柱は何だろう? これが黒かったら「2001年宇宙の旅」に出てくるモノリスのようだ。


4合目にある物体はモノリスか?
 

なんとなく稼働しているような雰囲気があった
 

 4号目で右に折れてジグを切った灌木帯を登るとすぐに5号目だ。5号目からコルまでは灌木のないすり鉢状の1枚雪面となる。


5合目で集合写真
 

 登山靴のまま6号目の避難小屋に入って叱られた。土足厳禁とは珍しい小屋だ。
 スパッツを外し、靴まで脱いで入っている暇はない。小屋の横でアイゼンを履いて出発する。


6合目の避難小屋
 

コルにあった看板
 

 すぐにガスの中に入る。広いすり鉢状の斜面なのでアイゼンのトレース跡が頼り。
 徐々に急登となり直登が難しくなってくる。アイゼンの片歯でジグを切りながら登った。


頂上近くの「松仙荘」
 

頂上の看板
 

 斜面は徐々になだらかになってきてコルに出る。コルの風は強い。コルから右に折れて頂上までなだらかな稜線を行く。
 250mほどで山小屋「松仙荘」があり、その先に頂上があった。
 頂上には「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)像が祭られていた。


頂上の「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)像
 

木像です
 

 風が強く、くつろぐことなく下山開始。27分で避難小屋まで戻った。
 土足厳禁を叱ったのは小屋の管理人だったらしい。管理人が帰るまでだれもストーブを使えなかったようだ。


避難小屋でくつろぐ
 

体から煙(?)が出ている
 

 小屋に残ったのは我々のパーティー7人だけ。内緒でストーブを使わせてもらった。
 ランチに凝るのもいいが、チャレンジ的な山ではおにぎりとカップラーメンの取り合わせがいい。


山での食事の基本はカップヌードルとおにぎり
 

「火を使うな」は厳しすぎない?
 

 もっと過酷な山行きならパンと水分だけになる。水分の種類には缶ビールも含まれる。
 5%の不純物が含まれるが95%は純粋な水だ。


こんな風景もたまにはいい
 

 14時15分、小屋を後にする。アイゼンは履かない。登山口まで1時間で降りた。


避難小屋を後にして
 

山を降る
 

 伊吹山は面白い山だ。夏場は裏(北側)から頂上近くまで車で登られる。レストランもある。
 だが冬季は登山者だけの山となる。反対側(南側)からしか登れないギャップが面白い。


雪のない世界へ戻る
 

 近くの温泉に入り、北陸高速道で夕食をとって帰った。金沢からは大雪となり、頼成山の降りの直線コースでスピン。
 11日からの苗場でのユーミンのコンサートに備えてタイヤを新調した。