ベトナム旅行−2日目 (3月17日) |
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最初の失敗は桃園空港でだった。ドライバーはホテルから空港までのタクシー代を200元だと言う。 メーターを倒していないのが気になっていたがやっぱりだ。 昨日は150元だったと言うが通ったコースが違うと言う。「そんなのはそっちのかってだろうが」(it's your fault)と言っても通じない。 面倒くさいので200元を払って空港に入る。差額50元は日本円で200円弱の損失。 |
搭乗手続きをしようとチャイナエアーラインのカウンターに行って気がついた。 パスポートなどを入れたバックがない。タクシーの中に忘れたのか? 頭がキーンと痛くなる。 慌てて空港の玄関へ走った。タクシーを降りた場所まで行ってみるとバックが道路に残っていた。 暗かったので小さなバックに誰も気づかなかったのだろう。今回の旅行での最大のピンチだった。 料金をふっかけてきたタクシーの運転手に熱くなっていたのが悪かった。反省。 |
出国審査を終え、搭乗ゲイトを確かめる。それから空港内を探検する。 帰国時の22日15時20分から翌日23日の8時までの17時間をどうするか? 椅子は全て肘掛けがついていて寝れそうにない。だからといって冷たい床の上で寝る気にはなれない。 前日に泊まったホテルを予約しようとしがた満室だったのだ。当日、いったん台湾に入国してホテルを探すことにした。 |
約3時間半のフライトでホーチミンのタンソンニャット国際空港に着陸。 入国審査を終え、両替所で日本円をベトナムドンに替えた。 タクシー案内所でタクシーをたのむ。300,000ドンだと言う。ここで払うのかと聞くとそうだと言う。 タクシー乗り場を聞くと案内すると言う。(何か変だ?)近くにタクシーがいるのに遠くまで案内された。(ますます変だ?) ホテルに着いてからチップを要求される。両替したばかりで小銭がない。1ドル札を持っているのを思い出してそれを払う。2ドルだと言われてもう1ドル払う。 まったくお人好しの日本人だった。ベトナムのタクシーにチップの習慣はなかった。 帰りに分かったのだが、実際の料金は123,000ドンだった。倍以上ぼられたことになる。 空港の案内所だからといって安心してはいけない。 |
ホテルのチェック・インは14時なので近くのカフェでビールを飲む。 ハエのように群がってくるのが土産物売り、靴磨き、サングラス売り。 ちょっとでも相手にすると執拗に粘ってくる。無視するのが一番。相手も時間を無駄にしなく済む。 |
お腹が空いてきてビールのつまみを頼んだ。メニューからオムレツを選ぶ。 ところが出てきたものはメニューの写真とは違っていた。クレームをつけたがだめだった。 メニューと同じだという。ベトナムはアバウトな国だ。 |
チェック・インを済ませ、街に出る。すぐ近くにあったのがベンタン市場。 ハノイにも似たような市場があった。ドンスアン市場だ。ドンスアン市場は3階建てだったがここは平屋。 |
ベトナムの商品の陳列法方は狭い通路に商品を高く積む。届かないだろうというところまで商品を並べる。 |
日本の常識が通じないのは肉や魚などの売り方。肉は宙づりで魚は床の上のたらいに並んでいる。 |
同じ種類のお店が並ぶのもベトナムの特徴だ。靴屋が並び、衣類屋が並び、金物屋が並び、花屋が並ぶ。 極めつけはたばこ屋が並んでいることだった。点在しているから便利なのに集中している。 ベトナムのたばこ屋は価格競争があるのか? |
ハノイほどじゃないがホーチミンも古い建物が沢山残っている。 きれいな街になるまで、まだ数十年かかかりそうだ。 だが、きれいな街になってしまったら魅力が半減するかもしれない。 |
ベトナムはオートバイの国。オートバイの波の中を泳ぐように車が走る。交差点はスクランブル状態。 接触事故は頻繁に起こる。目の前でバスとオートバイがぶつかった。 バスの運転手が降りてきてオートバイを助け起こす。そしてそのままどちらも走り去った。 いいかげんと言うか、寛容と言うか、お互い様と言うか。日本の常識は通じない。 |
ベトナムでの道路横断は慣れないと危ない。信号は少ないし、あっても守られていない。 走るのが一番危ない。ゆっくり歩けばオートバイは避けてくれるし、車は止まってくれる。 それでも不安だったら現地の人(ベトナム人)が渡るのを待って一緒に横に並んで渡ればいい。 |