白兀山(医王山)



白兀山頂上の地蔵堂

所在地金沢市
  見上峠登山口 アプローチ金沢市より車で20分
登山口標高410m
標   高896m
標高差単純486m
沿面距離往復9.3Km(GPSデータより)
登山日2016年1月23日
天 候晴れ後雪
同行者山岸、洋平、岩月、中嶋、堀岡
コースタイム 見上峠(2時間35分)白兀山<休憩1時間>(1時間40分)見上峠
歩行4時間15分+休憩1時間=5時間15分



登りは北側の登山道を使い、帰りは南側の林道を使った
 

 低山であっても初めての山にはワクワクさせるものがある。
 新しい何かに出会えそうな気がするからである。
 そんな山が今日の白兀山。白兀山は無雪期に夕霧峠から鳶岩への縦走に通ったことがあった。
 厳密には初めての山ではない。だが、季節とコースが違う。気持的には初めての山。


見上峠から医王の里へ向かったが除雪されていない
 

見上峠に戻って車をデポする
 

 犀川河川敷の大桑ぐるぐる広場に9時集合。遠くは群馬から山岸、名古屋から岩月などが集まった。車2台に分乗して白兀山の登山口へ向かう。
 途中、独立峰のようなキゴ山(きごやま)にある医王山スキー場の横を通った。
 二人のガードマンが車の誘導をしている。駐車場はほぼ満車状態。
 もう、つぶれて営業していないと思っていたのに、金沢では人気のスキー場のようだ。

 見上峠から医王の里への林道に轍の跡があった。山岸のハイエースに続いてサンバーで入る。
 100m程で諦めた。サンバーはジムニーほど強くない。見上峠に戻って車をデポする。
 身支度を終え、10時出発。


雪が少ないので登山道をたどる
 

西尾平の避難小屋
 

 医王の里まで林道をたどる。医王の里はバンガローやバーベキューコーナーなどがあるオートキャンプ場である。ふたつあるはずの池は雪に埋もれていた。
 医王の里からは林道と登山道の間の尾根筋を選んだ。雪が少ないので灌木がうるさい。


最近の天気予報はあたらない 降雪予報なのに青空が広がる
 

 標高を稼ぐにつれキゴ山が低く見えてくる。広い頂上がグランドのように見える。
 あそこでテントを張ってテーブルを広げ、ビールを売ったら儲かるだろうな〜(酒好きのかってな妄想)

 キゴ山は「きごやま」と呼ぶらしい。「キゴサン」と呼んだ方が格好いいと思う。ヒマラヤの一画の山のように聞こえませんか?


前山(724m)より白兀山をのぞむ
 

遠くに見える街は白山市、松任市
 

 西尾平からは前山直登コースと前山をトラバースする2つの登山道がある。
 積雪期は直登コースの方がいい。前山に登って初めて白兀山を視界にとらえた。
 頂上に見える木の大きさから距離を推測し、その斜度とあわせて到着時間を予想する。だいたいは当たる。


最後の小ピーク(小兀)からのぞむ白兀山
 

 前山をいったん降って急登を登る。登りきったピークが小兀(こはげ)。頂上まで約200m。
 走ってでもいけそうな距離だ。お腹が空いていて喉も渇いている。それでもゆっくり歩く。
 雪山の鉄則は早く歩きながらも汗をかかないこと。そのギリギリのペースを見つけるのは結構、難しい。


白兀山頂上の展望台
 

白兀山頂上の祠 地蔵菩薩が祀られているらしい
 

 見上峠には20台以上の車が停まっていたのに、頂上には数人しかいない。
 奥医王山に向かった登山者が多かったのだろう。彼らには標高差でも距離でも負けてしまった。
 だが、「山高きが故に貴からず」の諺もある。気にしない。(意味不明の言い訳)


ランチタイム(洋平撮影)
 

 実は今回の山行きはおまけだった。中嶋家の別荘(実家)のリフォームお披露目に誘われたのが本旨。
 薪ストーブだけでも100万円。そのストーブで焼かれたピザが次から次へと出てくる。岸君も途中から参加してくれた。

 よく覚えていないが2時頃まで飲んでいたような気がする。結果(懲りもせず)、いつもの二日酔い。


中嶋家の別荘で真夜中まで大宴会
 

 鳶岩の下にある大池平の大沼。「大沼」と書いて「おおいけ」と読むんだと、うんちくをたれたら、笑われた。
 翌日、家へ帰って調べたら、「おおいけ」と読むのが正しかった。皆、このアップ見てる?



中嶋家の薪ストーブ(洋平撮影)