流葉山 |
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所在地 | 飛騨市神岡町 | |
流葉スキー場 | アプローチ | 国道41号線 |
登山口標高 | 740m | |
標 高 | 1422m | |
標高差 | 単純662m | |
沿面距離 | 周遊8.5Km | |
登山日 | 2016年2月18日 | |
天 候 | 晴 | |
同行者 | 単独 | |
2012年コースタイム |
スキー場第2駐車場(1時間25分)流葉山リフト最上部<休憩10分>(10分)山頂レストラン<休憩30分>(40分)イエティー<休憩35分>(5分)スキー場第2駐車場 歩行2時間20分+休憩1時間15分=3時間35分 | |
コースタイム |
スキー場(1時間35分)流葉山頂上(10分)山頂レストラン<休憩他1時間5分>(50分)スキー場第2駐車場 歩行2時間35分+休憩1時間5分=3時間40分 |
山名はないが蛇腹という名前が残っているピークがある。明治7年に三井組(今の三井金属)が買収して神岡鉱山がスタートしたところだ。 岩月の提案でこの山に登る予定だった。だが、今年は雪が少ない。他の候補としてソンボ山、戸田峰、白木峰、金剛堂山を候補に挙げた。 |
群馬、名古屋、七尾、金沢から仲間が集まるのは二日後だ。時間がない。ソンボ山の偵察に向かった。 宮川沿いの山は東面にも西面にも雪はない。ソンボ山は無理。そのまま角川から古川町経由で41号線に入った。戸田峰の偵察前に流葉山に寄った。 |
流葉山は4年ぶりだ。流葉温泉Mプラザの横の第一駐車場に車を停めてゲレンデに向かう。ゲレンデに出たところがパトロール小屋の前だ。 スキーも持たず、スノー・シューズを履いている姿は怪しいらしく、変な目で見られる。そんな視線は気にしないことにして11時25分、スタート。一番右側のミルキーゲレンデから頂上を目指す。 |
富山に帰ってきて働き始めた頃、毎週のようにスキーに通っていた。行き先は流葉が多かった。極楽坂のぶっきらぼうな話し言葉に慣れなかった。 ふるさとの神岡の優しい言葉使いが心地よかった。 |
スキーや金具、靴、ウエアなど揃えるには2ヶ月分の給料でも足りなかった。皆で、順番に車を回してガソリン代を節約しながら通った。 お昼はゲレンデ食堂でラーメンだけ注文して、アパートで作ったきたおにぎりなどを食べてお腹を満たした。 金のない青春時代だったが、想い出すのは楽しかったことだけ。 |
4年前は頂上まであと水平距離で200mというところでコース外に出るなと言われて帰ってきた。今回は頂上を目指す。何があっても... 頂上手前のリフト最終地点の小屋からリフト番が出てきた。会釈をしながら通り過ぎて頂上に向かった。すかさず「コース外に出ないでください」という言葉が飛んできた。4年前と一緒だ。 |
「俺は登山者だ。スキーヤーじゃないよ」と叫んだ。「関係ない」と帰ってきた。無視して先に進む。「連絡するぞ
」と言っている。何処にでも連絡すればいい。こちらにも言い分がある。登山者にコース外という感覚はない。 連絡先が警察であっても、山岳警備隊であっても、スキーパトロールであっても、ちゃんと説明する覚悟で頂上に向かった。 リフト最終地点から頂上までの距離は200m。標高差はほとんどない。そこだけはコース内にしておいてくれ。 |
頂上に出て何枚か写真を撮った。リフト番のこともあり、すぐに戻る。往復10分もかからない。リフト番は小屋の中に戻っていて見えなかった。 連絡したところで制止できなかったことを叱られるのは彼のほうだ。連絡しなかったのだろう。 |
レストランの陰で風を避けてランチを作ろうと思ったが、風が強くていい場所がない。あきらめてレストランに入った。昔と同じようにラーメンを注文。 神岡も高山ラーメンの流れをくみ、極細麺である。かまぼこが入っていて懐かしい。 |
レストランを出た後、スキー場の裏側を見に行った。昔は国体ゲレンデと呼ばれていたところ。今はシリウスゲレンデと呼ばれている。北面なので雪質がいいゲレンデで大好きだった。 下りは左側(下から見て)のビーナスゲレンデからビックバーンゲレンデをたどる。ハーフパイプのようなゲレンデを昔はなぜか「第三ゲレンデ」と呼んでいた。覚えている方はいるだろうか? |
パトロール小屋の前に数名の隊員がたむろしていた。頂上でのことをきかれるかと思ったが何も言われなかった。連絡されていなかったようだ。 「やっていない店が目立ちますね」の言葉に「そうなんですよ」とさみしそうな返事が返ってきた。 |
温泉に入りたかったが我慢して戸田峰の偵察に向かった。戸田峰の取り付きに雪は50cmほどあった。二日後の登山は戸田峰か金剛堂山に絞られた。 |