フィリピン4日目(2016年3月23日)


 


ここへ踏み込む勇気はなかった
 

 フィリピンの3日目。イントラムロスを超えてチャイナタウンを目指す。今日の歩行距離は20Kmを超えそうだ。
 登山と比較すれば標高差のない距離だけの話。特に問題はない。


今日のブランチはピザ
 

時間が早いのかノー・ゲスト
 

 ベトナムに比べれば屋台が少ない。というか、ほとんどない。たまに見かけるのはチェーン店のレストランだけ。
 イタリアンの店を見つけて入った。ランチ・タイムには早いのかお店はガラガラ。無難にミックスピザとビールを注文する。ガードマンがナプキン折をしている。


生地が薄かったので完食
 

ガードマンがナプキン折をしている
 

 ジプニーは走っている車の半分かと思われるほど多い。これだけ走っていてもほとんどの車が満車状態。富山のバスは1時間に1本でもガラガラなのに。


ジプニーの列
 

それぞれ行き先が違うので成り立つのだろう
 

 ベトナムでも感じたこと。何処ででも商売をしている。ちょっとした空き地、隙間、屋根の下。信じられないが買う人がいるのだろう。


壁しかないところでも商売をする国
 

日本の落書きの犯人は外国人かもしれない
 

 この街(国?)は昼間から寝ている人が多い。雰囲気的に休日を昼寝で過ごしているようには見えない。
 毎日が暇でやることがない!というような感じなのだ。失業率の高さを肌で感じる。


何時でも何処ででも寝られる国民性(?)
 


M.ロックサスJr.橋を渡ればチャイナタウン
 

パシグ川の向こうは風景が変わる
 

 イントラムロスを突き抜け、M.ロックサスJr.橋でパシグ川を渡る。渡りきるときに見えた風景は衝撃的だった。これがチャイナタウンだとは思えない。チャイナタウンに隣接する別の街だと思う。
 今日を生きるだけ。秩序のある、将来を見据えた生き方には見えない。


とりあえず今日があれば明日は考えないというような生き方か?
 

 フィリピンのチャイナタウンは他の国ほど中国っぽくない。漢字も少ない。ちょっとごちゃごちゃしているだけだ。


ジプニーが減りトライシクルやオートバイが増える
 

ペディキャブや自転車も増える
 


日銭を稼ぐために
 

何処ででも商売
 


こんなところで商売を出来る人たちは幸せだ
 

今は乾季だが雨季はどうなるのだろう?
 


商店街にはジプニーも走っている
 

人が多くてジプニーが渋滞する
 

 チャイナタウンを抜けてバグジ川に向かうときに大きな門があった。自国(中国)以外の国に来てこんな物を建てるのはどうかと思う。
 「ここは中国人の住む街だ」を誇示してるようでなんとなく納得できない。沢山のチャイニーズが日本に移民してきてチャイナタウンを作ってこんな物を建てたら...


チャイナ・タウンらしく大門がある
 

こういうものを何故建てるのだろうか?
 

 この国の葬式は簡単だ。街の道路にテントを張って親族だけで(多分)行っている。日本のように高い金を払って斎場を借りて花や盛りかごで飾って弔電を読んで、みたいな事はしていないようだ。潔くて好きだ。


葬式は5回見たがすべてキリスト教だった
 

生きているのか? 手足が黒いのは洗ってないから
 

 完璧な乞食に出会った。生きているのか死んでいるのかも分からない。顔も手足も真っ黒。手首の色が白かったので洗っていないからだと分かった。誰も助けようとはしない。そんなに長生きは出来ないだろうと思った。


ヤクルトが走っている?
 

福山運輸も走っている
 

 ホテルに帰ると屋台が復活していた。だが店主がいない。女将さんに聞いたら家の中にいると言う。亡くなったのは店主じゃなかったようだ。


葬儀から復活した屋台で夕食
 

メニューはフライド・ライス