金剛堂山 |
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所在地 | 利賀村 八尾町 | |
滝口登山口 | アプローチ | 八尾町から大長谷の室牧ダムをさかのぼり栃折峠を超え利賀村百瀬のスノーバレー利賀スキー場跡へ |
登山口標高 | 750m | |
標 高 | 1638m | |
標高差 | 単純888m 累積1100m | |
沿面距離 | 往復9.6Km(GPSデータより) | |
登山日 | 2017年10月27日 | |
天 候 | 快晴 | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
登山口(1時間15分)片折岳(50分)頂上<休憩1時間10分>(30分)片折岳(40分)登山口 登り2時間5分+降り1時間10分=歩行3時間15分 +休憩1時間10分=合計4時間25分 |
東俣登山道から金剛堂山を目指した。だが、先日の台風で国道471号線が通行止めになったいた。白木峰林道も通行止め。復旧のめどが立っていないという。 |
利賀の上百瀬へまわり、表から(?)登ることにした。 1月に崩れた旧スキー場の前は未だに通行止めで、対岸を迂回しなければいけなかった。ここも先日の台風の影響があったのかもしれない。 |
百瀬川もスノーバレー利賀の滝口谷から先は通行止めになっていた。たまたま近くにいた工事関係者から新しい登山道が出来た事を教えてもらう。それは冬季登山に使っていた尾根と同じところについていた。 |
新しい登山道が解放されたのは栃谷の橋が流されたからだった。栃谷の橋と言っても大きなアングルを渡しただけのもの。 新しい登山道はトレイルラン用に造られたもので、代替え用につくれたものではないようだ。 |
冬季に何度かこの尾根をたどったことがある。このコースの核心部がこの尾根だ。標高差230mをいっきに直登する。 この登山道を教えてくれた工事関係者の方が「急登だから気をつけて」と言ってくれたが、冬季のラッセルに比べれば舗装道路を行くようなものだ。 |
10時45分、栃谷登山道との合流点に出る。登り初めてからちょうど30分。栃谷からとどちらが近いのだろう? 標高差は滝口登山口の方が30mほど多い。 |
金剛堂山には1Kmごとに標識が立っている。励みになるのか、がっかりの種になるのかは人それぞれの気分次第だろう。 今回の登山道変更によって1Kmの標識のあるところは通らなくなった。間隔もちょっといい加減だったような気がするので、見直すいい機会かもしれない。 |
今年の冬からスキーを再開した。自転車と同じで滑り方は忘れていなかった。 スノーバレー利賀のスキー場を滑ったことがなかったのが悔やまれる。来シーズンは山スキーで登って、ゲレンデだった所を滑ってみよう。 |
金剛堂山にはみっつのピークがある。中央の中金剛が一番標高が高い(1650m)。一般には手前の前金剛(1638m)を主峰としている。前金剛には一等三角点、方位盤、金剛蔵王権現を祀った祠がある。 |
中金剛に立っている富山藩第十代藩主前田利保公の歌碑に「飛騨信濃木曽の峰々みな見えて西はのこさぬ白木峰かな」と書いてある(らしい)。 白木峰は金剛堂山から見ると、北東の方向にあるので何か変な気がする。ここに詠まれている「白木峰」とは「白山」のことではないかと思う。(白山が見えるのは南西方向) ちなみに当時の「金剛堂山」は「西白木峰」と呼ばれていた。 |
風衝草原が広がる金剛堂山は高い樹木がなく360度の視界が広がる。立山連峰、穂高連峰、乗鞍、御岳、白山を一望できる山は少ないと思う。 13時30分、頂上を後にする。最後の急降はまだよく踏み込まれていないので滑りやすい。慎重に降った。14時40分、駐車場に戻る。 |
下山後の温泉がいい。特に露天風呂。疲れた体を暖かい湯に浮かべながら、次の山行きに思いをはせる。 そんな時間が、大好きだ。 |