雄 山



 

所在地富山県立山町
室堂登山口 アプローチアルペンルートの室堂へ
登山口標高2430m
標   高3003m
標高差単純573m
沿面距離片道2.4Km
登山日2017年5月29日
天 候晴れ
同行者単独
参考コースタイム
山と高原地図(昭文社)
室堂(1時間)一ノ越(1時間)雄山(40分)一ノ越(50分)室堂
登り2時間+降り1時間30分=歩行3時間30分
コースタイム
 
室堂(45分)一ノ越(50分)雄山<休憩45分>(10分)姥堂(25分)室堂
登り1時間35分+降り35分=歩行2時間10分
+休憩45分=合計2時間55分



 
 


頂上からの雪渓を足スキーで滑り降りた(姥堂近くまで10分)
 

 体調も戻り、久しぶりの山へ向かった。まずは職場の山「雄山」へ。
 お客様への案内は現場の状況を見ていないと自信を持って出来ない。特に山の積雪状態などは自分の目で確かめておく必要がある。


立山駅前のバスセンター
 

バスセンター内の観光案内所で働いています
 

 立山駅前に「立山バスセンター」という建物がある。その中に「立山総合案内センター」があり、そこが私の職場である。
 本来、アルペンルートに向かうお客様への観光案内が主な仕事だが、「富山の美味しいラーメン屋を教えてくれ」とか「近くの日帰り温泉は何処?」とかカバーしなければいけない範囲は広い。


まずはここで乗車券を買う
 

立山駅では左側の1番改札口が個人乗り場
 

全ては乗車券を買うことから始まる。旅行業者などで船車券を購入してきた人も切符売り場で専用の乗車券と交換しなければならい。
 全ての乗車券にケーブルカーの出発時間が記入されている。並ばなくても、そのケーブルカーに間違いなく乗れるということである。いいシステムだと思う。


定員120名の立山ケーブルカー
 

80名ぐらいで比較的空いている
 

 立山駅の改札口は三カ所あり、一番左の1番乗り場が個人用の乗り場である。2番、3番は団体専用。5分前から改札を始めるのでそれまでに集まること。
 ケーブルカーの定員は120名だが座席は32席だけ。ほとんどが立ち席である。
 ドアが3カ所あるので早く並んだからといって座れるとは限らない。立っていた方が景色を眺めやすいかもしれない。乗車時間は7分。慌てないこと。


途中左側に見られる材木石
 

美女平駅のバス改札口
 

 立山駅の斜度は約20度で美女平駅の斜度が約30度。平均すると25度である。立山駅から美女平駅まで1300mあり、途中に2カ所のトンネルがある。
 左側(山側)に乗った人は視界がよくないが途中で材木石(火山特有の柱状節理)を見ることができる。


バスに乗る
 

バスの車窓から眺める立山杉の大木
 

 美女平駅は階段を上がって、待合室を通り抜けたところがバスの改札口である。混雑時はダイヤに関係なく順次バスが出ている。
 だが弥陀ヶ原や天狗平などで途中下車するは40分に1本の定期バスにしか乗れないのでご注意を。


滝見台でバスは徐行する
 


左が称名滝(350m)で右がハンノキ滝(500m)
 

 バスの車窓からの見所は三カ所ある。最初はブナ平の「杉の大木」でバスは徐行する。二つ目は称名滝でバスは停車しながら徐行する。三番目は「ソーメン滝」でここも徐行する。全て左側である。


バスの車窓から眺める「雪の大谷」(14m)
 

 この時期の最大の見所は「雪の大谷」である。室堂ターミナル手前の500mで道路の半分を歩行者に開放している。
 バスの車窓から眺めるときは最前列かいちばん最後の席に座った方がいい。お勧めは最後の席。


室堂バスターミナルの2階に到着する 3階はレストラン
 

 バスを降りたら建物の中に入る。正面がトンネルバスの改札口で右側が高原バスの改札口である。左側に立ち食い蕎麦とテイクアウト、郵便局などがある。


ここからバスターミナル内へ入る
 

ターミナル内は観光客でいっぱい
 

 室堂ターミナルから外へ出るのは屋上からである。雪が沢山残っているからではない。室堂ターミナルはそういう構造になっている。


バスターミナル屋上
 

外へ出るのは屋上から
 


自然保護センターへと続く「雪の小谷」
 

まずは一ノ越へと向かう
 


一ノ越山荘
 

一ノ越山荘に入って正面の売店
 


一ノ越から雄山への稜線は積雪ゼロ
 

一ノ越から雄山への稜線にある最初の祠
 


龍王岳と浄土山 手前下に一ノ越山荘
 


この分かりにくいところに
 

こんな感じで祠なしの石仏が立っている
 


観音様じゃなく地蔵様のように見えるのだが?
 

岩に貼りつけてある金属板
 


三ノ越の祠
 


祠はつぶれて
 

石仏は別のブロックに移動?
 


頂上直下の祠
 

雄山神社峰本社の社務所
 


雄山神社峰本社と鳥居
 

三角点と方位盤
 


雄山神社峰本社の社務所
 

社務所前にはまだこれほどの雪が残っている
 


望遠で撮った剱岳と別山
 


頂上からの雪渓を足スキーで滑り降りる
 

頂上方向を振り返る
 


頂上からの雪渓を姥堂まで足スキーで10分で滑り降りた
 


屋上にある室堂ターミナル入り口
 

ターミナル1階の立ち食い蕎麦店でランチ
 

 当然だが帰路は屋上からターミナル内に入る。3階にはレストランとホテル立山の売店がある。2階にトンネルトロリーバスと高原バスの改札口がある。


ここから階段を降りて駐車場へ出る
 

駐車場を横切って「雪の大谷」の入り口へ
 

 さらにもう1階階段を降りると観光バスの駐車場があり、それを横切ったところが「雪の大谷」の入り口になっている。
 道路の中央にロープを張って片側を歩行者用に確保してあり、500mの区間を自由に歩くことが出来る。
 今年は4月15日から6月22日までの午前9時半から午後3時15分までやっている。


バスは片側通行で
 

半分は歩行者天国となっている
 


この時期(5月29日)で14mの積雪が残っている
 


500mの歩行者天国の壁はアルファベットと漢字ばかり
 

ハングル文字はこれだけだった
 


「雪の迷路」は5月いっぱいで終了
 

思い込みが邪魔をして迷ってしまった
 


左に見えるのは大日連山
 

 ターミナルのフロアは両方向への改札口が近いので混雑しているときは分かりにくい。高原バスの改札口は美女平直通、途中下車、団体と分かれていてこれも分かりにくい。


トンネルトロリーバスの改札口
 

立山高原バスの改札口
 

 お客さんが多いときはダイヤより早く発車する。(途中下車されるお客さん用のバスは定時の出発)
 お客さんがいるがぎり何台もバスが出る。だから早く帰りたいと思ったらダイヤに関係なく並んだ方がいい。


鍬崎山と弥陀ヶ原高原
 

 美女平でケーブルに乗り換える。ここでも早く帰りたかったらすぐ並んだ方がいい。団体は売店の前で並んで時間待ちをしている。
 最盛期は室堂駅でバスに乗るときにケーブルカーの整理券を配っている。美女平駅では整理券の番号順に乗車するので並ばなくてもいい。


美女平駅のケーブルカー改札口
 

立山駅でケーブルカーを降りる
 

 美女平駅のホームは30度の角度があるので気をつけて降りること。ここで将棋倒しのような事故が起こったら大変なことになる。
 定員一杯のときは都会の通勤ラッシュのような状態になる。だが、載っている時間は7分なのでなんとか我慢出来る。我慢してください(^_^;)


日常の世界へと戻っていく(立山駅売店)
 

 立山駅でケーブルカーを降りてしまえば、そこは下界である。電車、バス、自分の車などで家に帰るか、次の観光地に向けて出発しよう。

ありがとうございました