雪見平



 

所在地富山県立山町
千寿ヶ原 アプローチ千寿ヶ原藤橋の先300mのゲイト
登山口標高 445m
標   高1556m
標高差単純1111m
沿面距離往復14.5Km(GPSデータより)
登山日2017年3月12日
天 候快晴
同行者山岸、中嶋、佐方、堀岡、岩城
コースタイム 藤橋(35分)人津谷出合(1時間50分)臼越峠<休憩15分>(55分)雪見平<休憩1時間5分>(1時間50分)人津谷出合(35分)藤橋
登り4時間20分+降り2時間25分=歩行6時間45分
+休憩2時間10分=合計8時間55分



藤橋のゲイトから往復
 


降りは途中で人津谷へショートカットした
 


カシミールの鳥瞰図
 

 岩城から前大日岳へのスキー山行きの誘いが入る。群馬から山岸も来るという。スキーで登ってスキーで滑り降りる体力に自信がない。スノーシューズで参加すると返事した。


6時15分 藤橋のゲイトから出発
 

藤橋のゲイトから人津谷出合まで2.2Km歩く
 

 タイ旅行から帰ってみると状況が変わっていた。合計7名でのスノーハイクになっていた。行き先もトーンが落ちて雪見平までになるかもしれないと。
 今回は三重県から佐方も参加している。翌日に山小屋関係のヘリコプター荷揚げの講習会があるらしい。
 洋平が仕事の都合で不参加となり、6名が藤橋のゲイトに集まった。身支度を終え、6時15分、出発。


多分、ドクター早川のマウンテンバイク 
 

雪に埋もれたクムジュン
 

 人津谷から前大日岳へは過去に一度だけ、たどったことがある。強風とシャリバテで意識が飛びそうになるくらいヘロヘロになった。
 帰りに上市峰窓会の人たちに誘われて文科省の小屋で甘い紅茶をいただいた。美味しかった。そのとき正気が戻った。危なかった。


つららの横を行く
 

臼越峠は近い
 

 クムジュンのある人津谷出合から雪上歩行となる。数日前に降った雪の表面がクラストしてモナカ雪になっている。モナカ雪は新雪より歩きにくく体力を奪う。
 七姫山へ向かう林道の先からは新雪状態となる。だからといって歩きやすくなったわけではなく膝ラッセルとなった。岩城が引っ張る。


文科省登山研究所の建物も雪の中
 

 9時40分、文科省登山研究所がある臼越峠に出る。後から来た4名の登山者にここで追いつかれた。
 どこかの山であった人達ばかりだった。山は広いが、登山道は狭い。ここから先は我々がラッセルしますと言って先行していった。気持ちのいい人達だ。


臼越峠から雪見平までは急登もある
 

 臼越峠から雪見平へは急登箇所も出てくるが、先行者のラッセルに助けられる。
 左側に大熊山、そしてその先に毛勝三山が見えてくる。右側には富山平野から能登半島。遠くに白山も見える。真っ白な雪稜を行く。これが雪山だ。


前大日岳へは誰も行く気がない? 
 

雪見平で宴会へ
 

 10時50分、雪見平に出る。前大日岳へは行けそうだったが皆の気持ちはもう折れかけている。
 というより、宴会に向かっている。すぐにテーブルを作ってランチタイム。


いつものランチタイム風景(堀岡撮影)
 

 目の前に広がっている弥陀ヶ原高原と立山連峰。弥陀ヶ原高原を同じ高さで横から望むと、そのなだらかな広がりが感じられる。
 こんな日が続くなら、あの稜線をテントを担いでたどってみたい。何かが待っているのか? それとも何もないのか?


雪見平からのぞむ弥陀ヶ原高原
 


カシミールの鳥瞰図
 


薬師岳
 

鍬崎山
 


雪見平からみると早乙女山は左に見える
 


雪見平からのぞむ僧ヶ岳と毛勝三山
 


カシミールの鳥瞰図
 

 数年前、七姫山で出会った次男の担任の先生が2回目の七姫山登山で遭難して亡くなられた。下山のコースを間違えて上市川へ降ったのだった。
 偉そうに山の話を教授していたのに、次男の担任と分かったとたん卑屈になり、敬語を連発していたことを思い出す。あの先生の笑顔はいつまでも忘れないだろう。


大辻山〜七姫山
 

鍋冠山
 

 堀岡に誘われている鍋冠山はまだ未登のままだ。無雪季に上市側から大辻山に登ったとき、山裾を通過しただけだ。登山道がないので積雪期の方がいい山だ。


強者どもが夢の跡
 

 12時55分、雪見平出発。途中で人津谷へショートカットする。そのあたりから湿雪となり、歩きにくくなってくる。
 雪ごと雪崩れたり、直径1m以上のバームクーヘンが出来たりする。危ないので間隔を置いて降った。


途中から人津谷へショートカット
 

 2時45分、人津谷出合に到着。3時20分、藤橋まで戻る。翌日が人間ドックだったので宇奈月での宴会に参加せずに家に帰った。