大明神山 |
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所在地 | 富山県魚津市 |
アプローチ | 片貝川を上る |
登山口標高 | 475m |
到達点標高 | 1220m |
標高差 | 単純745m 累計1000m |
沿面距離 | 14.5Km(GPSデータより) |
登山日 | 2018年5月30日 |
天 候 | 曇り時々雨 |
同行者 | 単独 |
コースタイム | 片貝第四発電所(50分)片貝山荘(40分)宗次郎谷出合(20分)分岐(50分)右俣1200m(30分)分岐(30分)左俣1200m(20分)分岐(15分)宗次郎谷出合<休憩30分>(30分)片貝山荘(45分)片貝第四発電所 歩行5時間30分+休憩30分=合計6時間 |
山梨県甲府市在住の位田さんからメールが入った。大明神山に関しての問い合わせである。宗次郎谷から入って敗退とのこと。考えもしなかったコースである。地図で確かめる。行けそうだ。 |
雪渓に雪が残っている今じゃないと行けない。雨模様だったが出かける。5時半に家を出て有磯海SAで蕎麦を食べ、片貝川に入る。 |
片貝第四発電所から先は通行止めになっていた。車で入れそうな気もしたが今回は偵察だ。歩いて入った。 |
途中で車に追い抜かれる。北電の関係者ではない。山菜採りのような雰囲気だった。 道は整備されていて危険な所はない。次回は車で入ろうと思った。 |
片貝山荘を過ぎ、橋を渡って阿部木谷に入る。登山口のようなものがあった。看板はないが駒ヶ岳への新しい登山口かもしれない。 林道終点近くに車が駐まっていた。先ほどの富山ナンバーとなにわナンバーの2台。 |
宗次郎谷に向かうには阿部木谷を渡らなければいけない。渡渉出来そうな所を探っていたら、上流に橋が...。林道は阿部木谷を渡って左岸に達している。(毛勝山に登ってから久しいので道を忘れてしまっていた) |
橋を渡り宗次郎谷の方に向かって行くとコンクリートで出来た階段があった。宗次郎谷の右岸を高巻いている。石垣まで組まれていた。何のために誰が作ったのか? |
400mほど登ったところで宗次郎谷は二つに分かれる。左側が本流で右側が支流となる。まずは尾根が近い右側の支流に入る。 |
雪渓は落石や流木で埋まっている。歩きやすいかというとそうでもない。堆積物が薄いところは中の雪渓がつるつるに凍っているので、覆っているものごと滑って怖い。 |
小さな滝が見えてきた。どこからでも登れると高をくくって近づいてみると、簡単ではなかった。滝の周りがすべて幅1m程のシュルンドになっていて超えられない。正面突破は無理。右側もダメ。 |
左側の小さな沢(水流無し)から高巻く。小さな尾根を越えるときに足跡があるのに気づいた。位田さんのものだろうか? (帰ってから位田さんからのメールを読み直したら、この滝を左側から高巻いたとあった) |
滝の上の雪渓は斜度が上がっていた。雨が降っていて気温も低く、雪渓が堅い。アイゼンを履いた。 頂上を目指さないなら、これ以上の偵察は不要。何かのひょうしで転倒でもしたら滑落して滝に落ちてしまう。引き返す事にした。 |
支沢の分岐まで降って本流を見あげる。ここを登り返すのは精神的にちょっときつかった。 雨が降っているのでそのまま帰る正当な理由は、多分、ある。だが決心がつかないのに、足は本流に向けて歩き始めていた。 |
本流も支流と似たような雰囲気だった。沢は少しずつ右に曲がっていて上部が見えない。全体像がつかめるまで登ることにした。 標高1200mあたりで大きな岩稜を左に回り込んだところで上部を視界に捕らえる。遠い。それに最後は急登だ。登れても降りは危なそうだ。ザイルが必要かもしれない。 |
最低でも30mほどないとザイルとは言えない。20mはお助けロープ。ないよりはマシだが、いざというときには心許ない。持ち込むとしたら30mだ。重い。 |
片貝の第四発電所から歩いたので頂上は諦めていた。今日は偵察だけにして、これでおしまい。 |
七姫山に行こうと言っていた中嶋。ひょうたん池を偵察しようと言っていた堀岡。一気にまとめて大明神山に誘おう。それで全てリセット出来る。 (Kill two birds with one stone) |
色々な山行きをやってきた。岩も沢も藪漕ぎもやった。その中でいちばん面白いのは雪山だ。 楽しいのは雪原を自由に彷徨う事。達成感があるのが新雪のラッセル。そして夢を感じるのが雪渓を詰めて未知の世界へいく事。 |