大日岳縦走 |
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所在地 | 富山県立山町 |
アプローチ | アルペンルートの室堂 |
登山口標高 | 2430m |
標高 | 2600m |
下山口標高 | 960m |
標高差 | 単純△1460m 累計+905m 累計△2365m |
沿面距離 | 17Km(GPSデータ) |
登山日 | 2018年8月17日 |
天 候 | 晴 |
同行者 | 単独 |
参考コースタイム 昭文社 |
室堂ターミナル(1時間20分)雷鳥沢出合(30分)新室堂乗越(2時間)奥大日岳(2時間)大日小屋(1時間50分)大日平小屋(50分)牛ノ首(1時間10分)登山口(20分)称名滝バス停 歩行10時間10分 |
コースタイム | 室堂ターミナル(55分)雷鳥沢出合(25分)新室堂乗越(1時間15分)奥大日岳<休憩20分>(1時間15分)大日小屋<休憩10分>(1時間20分)大日平小屋<休憩15分>(35分)牛ノ首(40分)登山口(10分)称名滝バス停 歩行6時間35分+休憩45分=合計7時間20分 |
数日後に室堂周辺のツアーのガイドをすることになった。室堂〜雷鳥平〜室堂乗越〜雷鳥沢分岐〜室堂山荘を歩く。 雷鳥沢分岐〜室堂山荘の新しい登山道は歩いたことがない。下見に行く。下見の終了後は大日岳を縦走して称名川に降ることにした。 |
室堂山荘を少し過ぎたところで左への分岐がある。石積みの標識があるだけで分かりにくい。 |
歩く人も少なく草が生え放題になっていた。知っていてもここから入る気にはなれないだろう。 |
浄土沢へなだらかに降っていく。立山トンネルを掘ったときの土石を運び出した道路らしい。車が走れる位の幅があり、なだらかだ。 |
トンネル掘削の土石は「横抗」(おうこう)と呼ばれている別のルートから運び出された。その二つの「横抗」の前を通っていく。 |
浄土沢から階段を50mほど登ると祓堂の上に出る登山道に合流する。この登山道も歩くのは初めてだった。 |
大走りからの登山道と合流して橋を渡ると雷鳥平キャンプ場からの登山道と合流する。 そこから少し進んだところで別山乗越と室堂乗越の分岐となる。右に曲がれば別山乗越(剱御前小屋)で左に進めば室堂乗越である。 |
雷鳥沢出合〜室堂乗越を歩くのは40年ぶりぐらい。ほとんど初めてのようなものだ。もちろん、全く記憶にない。 |
稜線歩きはなだらかな道を行くような気がするが、実際はそうではない。小さなアップダウンが続く。地図だけを見て騙されてはいけない。 |
みくりが池の閻魔台からのぞむ地獄谷。その先にカラダ山(からだせん)があり、頂上に祠が見える。間近に見てみたいと思っていながら叶わないでいる。 |
実は、カラダ山の裏側(西側)から涸れ沢をたどればカラダ山の稜線に出られる。そのまま稜線を100mほどたどれば頂上だ。 だが、閻魔台から見ている人に見つかる可能性が高い。熊の着ぐるみでも着ていくか? 撃たれたら困るが... |
また、その崩壊地の下に3段に折れた「ツバクロの滝」がある。1段目は広く広がったソーメン滝のような滝だ。2段目は見えない。3段目は下流から滝壺が見えるだけ。2段目が見えない幻の滝だ。 |
11時5分、奥大日岳の頂上に立つ。3グループ(5人)がランチをとっていた。残念ながら剱岳方面はガスがかかっていて見えなかった。 |
頂上に缶ビールを開ける音を響かせてしまった。皆が一斉に振り返った。ような気がした。 立山駅前の「したか」で買ってきたおにぎりをほうばる。まだ暖かくて美味しい。 |
中大日岳手前の「七福園」。名前からして花のきれいなところというイメージがある。だが、花は咲いていなかった。季節が悪いのだろうか? |
中大日岳を過ぎると眼下に大日小山が見えてくる。小屋の前に広場があり、剱岳の展望台になっているようだ。 残念ながら今回は見えない。大型カメラをセットしていた登山者も、気持ちが折れたのか小屋の中に消えていった。 |
12時50分、大日小屋を後にする。称名滝バス停発の最終バスは4時40分。間に合うと思っているが地図のコースタイムで確かめている訳ではない。なんとなくそう思っているだけ。危ない。 |
14時10分、大日平小屋到着。この小屋はタイの文字が目につく。缶ビールの自動販売機があるのがいい。以前は立山頂上の社務所にもあった。山奥に自動販売器。その非日常が好きだ。 |
1ヶ月以上歩いていなかったので疲れてヘロヘロになっている。15分の休憩を入れた。14時25分、称名滝に向けて出発。最後のワンピッチだ。 |
牛ノ首の前後が岩を削った階段になっている。ぬれていると滑りやすい。そして両側が切り立っている。集中力が切れていると危険な場所だ。 |
15時40分、称名道路に降り立つ。15時55分発のバスに間に合ったようだ。最後に足がもつれて顔面から転んだのには笑ってしまった。 |
15時50分、バス停に到着。称名線のバス「藤井号」に乗った。たいした山でなくても完走すれば、それなりの達成感が味わえる。面白かった。 |