大日ヶ岳



 

2月24日

 40年ぶりぐらいのスキーツアー。昔は毎年のように八方尾根に行っていた。国道148号線は冬期間開通していなかったのか、JRを使っていた。
 今回は、スキーの他に山登りもやる。ゲレンデスキーと冬山登山を別々に。


ひるがの高原スキー場は

国道(156号線)に隣接している

 初日に鷹巣スノーパーク&ダイナランドでスキーを楽しんで翌日に大日ヶ岳登山の予定だった。それが現地に着いたらいつの間にかひるがの高原スキー場になっていた。ひるがの高原スキー場はスキー場じゃないんだが...まっ、いいか。


ひるがの高原スキー場唯一の施設

テイクアウトにも行列

 ひるがの高原スキー場はファミリー向けのスキー場だ。急斜面はなく、広い一枚バーンだけ。家族連れでも安心して子供を解放できる。


広い(?)1枚バーン

ペア・リフトとキッズ・バーン

 午後3時過ぎ頃からスキーヤーが減ってきたので思い切りゲレンデの幅一杯を使って横に滑るカービング・ターンを楽しんだ。スキー場は縦にスキッド・ターンで滑るスキーヤーが多いので横に滑るのは危ないのだ。
 ターンでスキーをしならせてエッジで切り込んでいくカービング・ターンはスピードを落とさないまま曲がっていく。そのまま高速でゲレンデを横切って行くのが楽しい。
 うまく曲がれると斜面を上に向かって滑り上がれることもある。そうすると縦にスキッド・ターンで滑るスキーヤーと交差する。やっぱり危ない。


久しぶりに見たリフト(クワッド)の行列

 宿はひるがの高原スキー場の近くの(スキーを担いで歩いて行けるくらい近い)「大蔵屋」。
 2月後半のスキー場はどこも一杯で、普通の(?)宿が取れなかった。このあたりだと「ウイングヒルズ白鳥リゾート」が一番楽しそうなスキー場なのだが、ホテルが一杯だった。


宿泊は民宿「大蔵屋」

持ち込み可でした

 それでも持ち込みオーケーだったし、夕食では飛騨牛を食べれたし、寝床は雑魚寝で十分だったし、7500円ならよしとしよう。


夕食は飛騨牛のすき焼き鍋(堀岡撮影)

こたつを囲んでの雑魚寝

 

2月25日


所在地岐阜県郡上市高鷲村
アプローチひるがの高原のETCで降りて鷹鷲スノーパークスキー場へ
登山口標高1520m(高鷹スノーパークゴンドラ終点)
大日ヶ岳標高1709m
標高差単純170m
沿面距離4.7Km(GPSデータより)
登山日2018年2月25日
天 候くもり
同行者山岸、洋平、岩月、堀岡
コースタイム ゴンドラ終点(45分)大日ヶ岳<休憩10分>(25分)小ピーク<休憩1時間5分>(35分)大日ヶ岳(35分)ゴンドラ終点
歩行2時間20分+休憩1時間15分=3時間35分



 


 

 大日ヶ岳は2015年7月にダイナランドから登っている。暑かった。今回は冬。それもゴンドラを使って。


高鷹スノーパーク駐車場


高鷹スノーパークセンターハウス

スノーパークセンターハウス内部

 高鷹スノーパークセンターハウス内にインフォメーションコーナーがあった。広いカウンターで女性スタッフ5名が対応していた。富山のスキー場では見かけない。いい感じだ。
 看板に「Information」と書いてあるので、英語で対応出来るのだろう。ちょっと気になった。


インフォメーションセンターに女性が5名

スノーパークセンターハウスを抜けてゲレンデへ

 ゴンドラは往復1200円。チケットは乗るときにとられる。だが帰りはフリーで乗車出来る。
 15名ずつ横一列に並んで乗り込んでいく。


ゴンドラ乗り場

ゴンドラは15人乗り


往復料金は1200円


センターハウスの前の駐車場がすごい

ゴンドラ終点

 大日ヶ岳はゴンドラの終点から少し北側へ移動したところからとりつく。十数名のグループが出発していくところだった。


大日ヶ岳へ

途中の雪庇

 ゴンドラの終点からだと登山とは言えないほどの距離と標高差だ。45分で頂上に立つ。いくつものモニュメントがあった頂上には何もない。。
 GPSで三角点の位置を確認する。他にやることがない。岩月は天狗山まで行くと言う。岩月のモチベーションはいつも高い。


モニュメントが全て雪の下になった大日ヶ岳の頂上


大日ヶ岳頂上のモニュメント(2015年7月21日撮影)

 天狗山まで距離1.5Kmで軽いアップダウンがあるだけだ。360°の景色に囲まれながらの雪上散歩を楽しむ。


天狗山に向かってなだらかに降る


正面に見えるのは別山と白山


カシミールのカシバード(鳥瞰図)

 手前のピークが天狗山だったのに奥のピークを天狗山だと勘違いしていた。それで天狗山を諦めてしまう。見晴らしのいいところでランチタイム。


五角形のテーブルを作る(堀岡撮影)

 以前は横長のテーブルを作っていた。それだと横に並んだ人の顔が見えない。会話も人越しになる。
 今は人数にあわせて向かい合って座れるテーブルを作るようになった。今日は五角形。


大日ヶ岳に向かって

戻る

 帰り道、ハプニングが発生。叫び声で振り返ると洋平がいない。戻ってみるとヒドンクレパスに頭から落ちていた。
 問題は頭が埋もれているかどうかだ。「息できるか?」と叫んでみる。息が出来なければ返事も出来ないよな〜、と思いながら... 返事があった。安心して記念写真を撮りまくった。


ヒドン・クレパスに落ちた洋平

助けないで写真を撮り続けた

 帰路は若干の登り。ランチ時にセーターを着込んだままだったので暑い。汗をかかないギリギリのスピードで歩いた。皆早い。汗をかかないのだろうか?


大日ヶ岳へのかるい登り

 大日ヶ岳の登山者は都会派が多いのか? トレースを外す人が少ない。せっかくの雪原が広がっているのにもったいない。


雪山は何処を歩いてもいいはずだがトレースが出来てしまう


大日ヶ岳からの降り

ゴンドラに戻る

 あっけなくゴンドラに到着する。スキーを持ってきてデポしておけばよかったと思った。ゴンドラで降りるのはもったいない。


降りのゴンドラに乗るのは

もったいないが仕方がない


ゲレンデにいるのはほとんどがボーダー

ゴンドラ乗り場まで戻る

 スキーヤーが多かった昔はスキーを置くとき、ラックに立てかけていた。もしくは雪面に差し込んでいた。ボーダーが多い今は雪面にねかせて置くようだ。スキーヤーも同じようにスキーをねかせて置いている。


センターハウスにもどる

駐車場の出店 こういうのが大好き

 「牧歌の里温泉」で汗を流し、ひるがの高原SAから高速に入る。上が繋がった二つのスキー場(ダイナランドと高鷹スノーパーク)。富山の「極楽坂スキー場」と「ゴンドラスキー場」に似ている。今は合併して「立山山麓スキー場」になっている。


左がダイナランドで右が高鷹スノーパーク(ひるがの高原SAから撮影)