西穂高岳



 

所在地岐阜県高山市、長野県松本市
アプローチ神岡町から車で40分、ロープウエイで30分
登山口標高2156m
標高2908m
標高差単純752m
沿面距離往復8.9Km(GPSデータより)
登山日2018年7月2日
天 候晴れ
同行者単独
参考コースタイム
昭文社
西穂高口駅(1時間30分)西穂山荘(1時間30分)西穂独標(1時間30分)西穂高岳(1時間)西穂独標(1時間)西穂山荘(1時間)西穂高口駅
登り4時間30分+降り3時間=7時間30分
コースタイム 西穂高口駅(50分)西穂山荘(45分)西穂独標(50分)西穂高岳<休憩10分>(45分)西穂独標(30分)西穂山荘<休憩25分>(40分)西穂高口駅
登り2時間25分+降り1時間55分=歩行4時間20分
歩行4時間20分+休憩35分=合計4時間55分



 


 

 今週末に池ノ平小屋の小屋開けを予定している。阿曽原から入る。何故かここ1ヶ月山に入っていなかった。体力が心配だ。トレーニングも兼ねて西穂高岳に向かった。


駐車場はまばら

今日はサンバーで

 リュックを整理して(いつも入っている?)要らないものを全部出した。結果、重量は5.5Kg。6Kg以上は荷物料がかかる。片道300円。


無料駐車場から車道へ

新穂高温泉の朝

 8時半始発のロープウエイに乗る。平日だからか以外に空いていて、1台に全員が乗り切れた。。


ロープウエイの新穂高温泉駅

1台で全員乗り切れた


有料駐車場もガラガラ

ロープウエイのすれ違い

 鍋平駅の「アルプスのパン屋さん」で朝食を買う。ツイストバニラレーズン【240円】。焼きたての熱々で美味しかった。


アルプスのパン屋さん

ここで朝飯を買う(左下のツイストバニラレーズン)

 8時45分発の第2ロープウエイに乗る。人間は高いところが好きなようでいつも2階が混み合う。


8時45分発の第2ロープウエイ乗り場

第2ロープウエイの1階


しらかば平駅を出発

ロープウエイ鉄塔と笠ヶ岳

 西穂高口駅に着くと、とりあえず屋上に出る。焼岳から西穂高岳までの山並みが一望だ。ここで登山モードに切り替える。


西穂高口駅屋上展望台

 西穂高口駅の出口(入口)の横に水飲み場がある。流しっぱなしの水は冷たい。リュックの重量を減らすために水は持ってこなかった。持ち込んだ空のペットボトルに水を詰め込んだ。


駅出口横にある水場で水を汲む

9時10分、西穂高口駅出発

 9時10分、西穂高口駅を出発。距離と標高差を思い浮かべながらペースを作る。以前は西穂まで2時間で登ったが今は無理。安全に日帰り出来ることを心がける。


播隆上人像

西穂高口登山届出所


登山道を横断しているのは西穂高口駅の飲料水か?

10時、西穂山荘通過

 10時、西穂山荘到着。山荘には寄らずに西穂独標を目指す。何故ここにあるのか不明の大きなゴーロ帯を越え、丸山へ。冬季はこのあたりがいちばん風が強い。


何故ここだけにあるのか謎のゴーロ

ピラミッドピークと西穂独標が見えてくる


笠ヶ岳

 丸山からは広い斜面を登る。冬季の降りでトレースが消えていて視界が効かないときは一番危ないところだ。過去に一度、降りでまったく方向が分からなくなった事があった。しばらく停滞した。


10時45分、西穂独標通過

上高地側の岳沢

 10時45分、西穂独標到着。シャリバテ気味でパン(パンダパンダのフラワー)を一口ほおばる。水分補給は西穂高口駅で汲んだ水で作ったネスカフェの「贅沢キャラメルマキアート」。


お腹が空いてきて力が入らない パン1個ではあたりまえか?

 すぐに西穂高岳をめざす。何故か「行くしかない」という気持ちになることがある。そんなときは深く考えないで行動に移してしまう。山では危ない意志決定方法だと思うのだが、時々ある。


ピラミッドピーク

チャンピオンピーク

 11時35分、西穂高岳到着。お腹は空きっぱなし。すぐにパンをほおばる。天候は崩れ始めていて視界は効かない。10分の休憩で下山開始。


11時35分、西穂高岳頂上 11時45分、頂上出発

 西穂高岳から西穂独標の間で迷いやすいところが一カ所ある。冬季だけでなく夏季でも間違えやすい。小さなピークを蒲田川側から岳沢側に越えなければいけないところを真っ直ぐ行ってしまう。主尾根のように見えるその先は絶壁になっていて行き詰まってしまう。左側の主尾根を見て初めて間違いに気づく。視界が悪いときはパニックになる。  


降りでここをまっすぐ行ってしまうと

このピークで行き詰まってしまう 冬季は要注意

 独標手前の最後の小ピークに立って独標をのぞんだとき、何故か「今日の登山はこれで終わった」と思ってしまう。下山口まで距離も標高差もまだ残っているのにだ。何故だろう?


12時30分、いつも独標まで戻ると今日の登山が終了したような気になる

 13時ちょうど、西穂山荘に戻る。ここで大休止して昼食をとった。西穂ラーメン【900円】醤油味を選ぶ。いつもこれだ。


13時、西穂山荘に戻る

西穂山荘の食堂と売店


西穂山荘厨房

今日のランチは西穂ラーメン【900円】

 13時25分、西穂山荘出発。一ヶ月ぶりの登山でちょっとバテ気味。上り返しがきつかった。
 14時5分、西穂高口駅に戻る。館内に入ると、ちょうどロープウエイ改札の案内が流れていた。列に並び14時15分発の第二ロープウエイに乗る。


14時5分、西穂高口駅に戻る


14時15分のロープウエイに乗る

すれ違う2階建てロープウエイ

 白樺平駅で降りて鍋平駅で第一ロープウエイに乗る。立山で言えば美女平駅でバスを降りてケーブルカーに乗り換えるような雰囲気かもしれない。


新穂高温泉駅売店

 久しぶりの西穂高岳だった。だけど、やっぱり冬の方が面白い。わくわく感、緊張感が違う。結果としての達成感も違う。
 「なんとなく登ってきた」としか感じられないのが物足りない。


キヌガサソウ

コバイケイソウ

サンカヨウ