大辻山



大辻山からのぞむ獅子岳、鷲岳、弥陀ヶ原高原、称名滝、ハンノキ滝

所在地富山県中新川郡立山町、上市町
アプローチ芦峅寺から青少年の家に向かってはいる
登山口標高750m
標高1361 m
標高差単純611m 累計750m
沿面距離11Km(GPSデータより)
登山日2018年4月19日
天 候晴れ
同行者単独
コースタイム 林道750m(40分)長尾峠<休憩5分>(1時間35分)大辻山頂上<休憩1時間>(1時間5分)長尾峠(50分)林道750m
登り2時間15分+降り1時間55分=歩行4時間10分
歩行4時間10分+休憩1時間5分=合計5時間15分



 


 

 雄山に登りたかったが混雑しているときに職場に顔を出すのは気が引ける。前日に新雪が積もっているので雪崩も心配だ。
 立山では最近の10年間で5回も雪崩が起きていて、死亡事故も続いている。


 

 それで、久しぶりに大辻山に向かった。長尾峠まで除雪されていると思っていた。ところが青少年の家から1.6Km、来拝山の東側登山口までしか入れなかった。


来拝山を越えたところで車をデポ

雪道を行く

 ラッセルするわけじゃない。そこから歩くことにする。前日に雪が降っていたので念のためにワカンを持ち込んだ。久しぶりのワカン。軽い。


落石も多い

広い長尾峠

 日の当たり方によるのだろう。雪が積もっているところと消えているところが交互に現れてくる。ヘアピンカーブを曲がり、300m程たどったところが長尾峠である。


峠の標識 前長尾山への登山口

ここから取り付く

 長尾峠から直接、長尾山(1001m)に向かった。中途半端な雪解けで歩きにくい。藪に迷い込んだり、薄い雪を踏み抜いたりする。


長尾山(1001m)

いったん降った鞍部

 長尾山からいったん降り、林道からの登山道と合流する。登山道が分からないので雪の残っているところをたどる。登山道を外しているので藪に遮られたりして歩きにくい。


中途半端な雪で登山道が出たり入ったり


奥長尾山(1025m)

歩きにくい

 奥長尾山を越えてからしばらくは平坦なアップダウンが続く。左側にトレースが見えるが他人のトレースは信じない。うっかりたどってしまって、痛い目に遭ったことが何度もある。自分の勘(ルー・ファイ?)を信じて行く。


軽いアップダウンが続く

 来拝山から長尾山、大辻山一帯にオレンジ色の番号が書かれた標識がある。同じ番号があちこちにあり、大辻山の頂上も10番じゃなかったりするので、あまり役に立っていない。


稜線が近い

稜線に出る 左に行けば鳥越峠

 稜線に出たところが鳥越峠からの合流点である。そこを右に折れて頂上を目指す。急登を登り切ると広い雪原に出る。頂上である。


頂上に出た瞬間、立山連峰が目の前に広がった


大明神山、毛勝山、釜谷山、猫又山


赤谷山、白萩山、赤ハゲ、白ハゲ、大窓、池の平山、剱岳


大日岳、富士の折立、雄山、浄土山


富士の折立、雄山、浄土山、龍王岳、鬼が岳、獅子が岳、鷲ヶ岳
称名滝、ハンノキ滝、称名峡谷


薬師岳、鍬崎山

 大辻山頂上からながめる山々は全て(鷲岳を除く)頂を踏んでいる。いくつかの支尾根も踏破し、谷も遡行した。
 思い出すのは、難しかった山、辛かった山ばかりである。そういった山の方が楽しく思い出されるのが不思議だ。


大窓、大窓の頭、池の平山、マッチ箱ピーク、剱岳


富士の折立、大汝山(3015m)、雄山
ミクリガ池温泉、ホテル立山

 中仙人谷から大窓を詰めて池ノ平小屋へ抜けるコースは面白い。大窓から池ノ平山を越えて行くのもいいし、小黒部谷に降って谷を詰めるのもいい。今年はどちらかを狙っている。夢は広がる。


今年も大窓から池ノ平小屋へ

 沢山の人で賑わう頂上も楽しいが、1人で過ごす頂上もいい。今年最後の雪山になるかもしれない。うどんの季節も終わった。ゆったりと流れる時間が最高の贅沢。


今日のランチは

相変わらずうどん

 降りは長尾山には登り返さず林道に降りた。林道脇のフキノトウを摘みながら歩く。珍しくもないがご近所さんにお裾分けをしよう。


ムラサキヤシオツツジ


ショウジョウバカマ

イワウチワ

ナガハシスミレ(?)