祖父岳



 

所在地富山市八尾町
松瀬登山口 アプローチ八尾町から車で西松瀬へ
登山口標高550m
標   高831m
標高差単純281m 434m(GPSデータより)
沿面距離往復4Km
登山日2018年12月21日
天 候
同行者単独
コースタイム 駐車場所(5分)登山口(55分)祖父岳頂上<休憩45分>(30分)登山口(5分)駐車場所
登り1時間+降り35分=歩行1時間35分
+休憩45分=合計2時間20分



 


 


 

 大好きな雪山がもうすぐだ。だが、なかなか雪が降らない。天候もよくない。雨ばかり降っている。
 たまの晴れ間にトレーニング登山に向かう。トレーニングだから何処でもいい。金剛堂山。


祖父岳の東面

 布谷から谷折に入ろうとしたら200m程入ったところで冬季通行止めの柵が張られていた。
 戻って松瀬に向かう。松瀬はまだ2軒か3軒が住んでいるから、入れるはず。


標高550mで車を停める

舗装道路から右側の非舗装道路に入る

 西松瀬から林道に入り、祖父岳の西側に出来た新しい登山道に向かう。
 祖父岳東面を右に観ながら大きく左にカーブして少し行ったところから雪道となった。ジムニーなら問題なく入れたと思うが、今はシエンタだ。車を停めて歩くことにする。もともとトレーニング登山なんだし...


その登山口の標識

山の間から剱岳が見えた

 400mほど歩いたところが登山口だった。右の非舗装道路に入る。そして50mも行かないところで左の分岐に入る。多分、小さなキャタビラー車なら入れるが、ジムニーでも無理な道だ。


登山道に入る

キャタピラー車なら入るかもしれない道路

 ぐるっと右に曲がってからジグを切った道を7回折り返すと平らな場所に出る。そこから右へ歩道を80mほど登ったところが稜線(コル)である。


7回折り返したところから尾根への歩道となる

尾根に出る

 このコルにある看板に頂上まで720mと書いてあった。トレーニングなのに、ちょっとがっかりする。
 (帰ってからカシミールで調べてみたら頂上までの距離は550mだった)


頂上まで720m

大きな岩が積み重なった小ピーク

 途中の小ピークは大きな岩がつづら折りになっている。スケールは小さいが夫婦山を思い出させる。


細尾根

 コルからは急登となる。積雪が中途半端で滑りやすい。虎縄(トラナワ)が何カ所かに張られていて助かった。
 急登が終わって150mほど行ったところが頂上。


コルからは急登

急登が終わると頂上は近い

 頂上は膝下の積雪。頂上の標識まで行ってみると谷折からの足跡が残っていた。昨日か一昨日か? 足跡からすると二人パーティーのようだった。
 


頂上の標識が見えてくる

積雪は膝下ぐらい

 頂上の東側に連なる立山連峰。いつ見てもいい。一番高い山は大汝山の3015mなのだが、2999mの剱岳の存在感が圧倒的だ。立山連峰の主峰と言ってもいいだろう。


東側に毛勝三山から雄山までの稜線を望む


大窓、池平山、剱岳、大日岳

 6年前(平成24年)に設置された方位盤が傾いたままだった。だが、帰ってから写真を見ていたら、傾いた状態の方が方位盤が水平に見える。これでいいのだろうか?


傾いたままの方位盤

平成24年建立とある



 帰りに松瀬にあった「魚の公園」に寄ってみた。相変わらず廃墟が気になる性格である。


廃墟となった「八尾魚の公園」

 廃墟の隅々にまだ、かつての賑わいが残っているような気がする。建物の影から子供達の笑い声が聞こえてきそうな気がする。


車止めの先に進む

岩魚を養殖した水槽

 廃墟は秋が似合う。1年の終わりを象徴するような枯れススキが廃墟に溶け込んで寂しさを倍増させる。


何匹いたのだろうか?

噴水だったのか?

 施設はよかったのだが、アクセスがよくなかった。八尾から10Kmも奥にある。さらに最後の2Kmが対向車とすれ違えないほど狭い道だった。(今でも狭い)


残された水銀灯を点灯したら、どんな風景になるのだろう