猪臥山



こんな景色が見たい人 この指とまれ

所在地飛騨市古川町畦畑
猪臥山 アプローチ飛騨清見ICから卯の花街道に入る
登山口標高1050m
標   高1519m
標高差単純469m 累積510m(GPSデータより)
沿面距離往復6.7Km(GPSデータより)
登山日2019年1月3日
天 候曇り時々雪時々晴
同行者洋平、岩月、中嶋、(頂上から)長勢
コースタイム 駐車場(50分)林道分岐<休憩5分>(50分)稜線<休憩10分>(20分)頂上<休憩1時間55分>(30分)林道分岐(35分)駐車場
登り2時間+降り1時間5分=歩行3時間5分
+休憩2時間10分=合計5時間15分



 


 

 正月に干支の名にちなんだ山を狙う人達がいる。何故かは不明。山中間にも何人かそういう人達がいる。だが、彼らに信仰心があるようには見えない。単にその山に登るための口実が欲しいだけのように思える。
 何故、干支の山に登るかは、聞かないようにしている。多分、本人達にもその理由ををうまく説明出来ないのではと思う。


猪臥山トンネル南口

その手前の広場に車を停める

 今回誘われた猪臥山がその干支の山だった。それに気がついたのは頂上で長勢に会ったときだった。彼はまだ干支を追っていたのだった。
 で、洋平と岩月は何故この山を選んだのだろう? 2人とも私と同じ、信仰心みたいなものとは関係ない側の人間だ。(と思っていたのだが...)単なる偶然か?


彦谷左岸(多分冬季限定)をいく

 全長4Kmの猪臥山トンネルの南口にある駐車場に車を駐める。名古屋からの岩月はもう着いていた。干支の山にしては車が少ない。天候が悪いからだろうか?


右岸から左岸に渡ってきた林道に合流する

林道から離れて彦谷を渡渉する

 9時10分、駐車場を出発。夏道はいったん南下して林道から入るのだが、積雪期は川の左岸をそのまま北上する。
 右岸を走っていた林道が橋を越えてきたところで林道と合流する。


この季節、水量は少ない

山頂まで1.5Kmの標識

 林道を800mほど進んだところで彦谷を渡渉して右岸に渡る。渡渉といってもこの季節は水量がほとんどない。
 渡ったところに標識があって、頂上まで1.5Kmとあった。ここから尾根道となる。


渡渉したあとから尾根道となる

予想外に日が差してくる

 順調に標高を稼いでいると日が差してきた。まったく想定外で儲けたような気がする。最近の気象庁はサービス精神が旺盛だ。


枝に積もった雪がきれいな唐松林


スノー・モンスター(?)


東側の尾根にアンテナの鉄塔が見える

 東側の尾根にアンテナが2本見る。夏道もあり、周遊できるらしい。雪が固まれば試してみたいコースである。


雪山だ〜

一瞬の贅沢

 この山の呼び方はよっつもある。「いのぶせ」、「いのふせ」、「いぶせ」、「いぶし」である。国土地理院は「いのぶせ」を採用している。


晴れ間もここまで


稜線の標識 (頂上まで500m)

再び天候は崩れた

 尾根に出たあたりから天候が崩れてくる。左に折れて稜線をたどると、頂上の手前に祠が見えてくる。山ノ神神社だ。佇まいは夏より冬の方がよさそうだ。


山ノ神神社

賽銭箱がないのでお参りだけ

 祠を回り込んだところが頂上だった。11時25分。そこへ反対側から登ってくる登山者がいた。一言か二言、言葉を交わした後、「池原さんけ〜?」と言われた。よく見たら長勢だった。久しぶりに顔を会わせる。山はこれがあるから面白い。


11時25分 頂上到着

 祠の南側に回り込んでランチをとった。風を避けたつもりだったが、あまり意味がなかった。風が吹くと枝から大粒の雪が降ってくる。


西尾根から登ってきた長勢と偶然合流


気温はマイナス2度

2時間の宴会を終えて下山開始

 気温はマイナス2度。寒い。13時20分、頂上を後にする。雪道の降りは早い。14時25分、駐車場に戻る。


駐車場に戻る

JQAの森林とは?


天候のせいか駐車場はガラガラ

 干支の山だからもう少し登山者がいても良さそうなのに、駐車場はガラガラだ。天候のせいかもしれない。
 寒い日はやっぱり温泉だ。近くにないので、古川町のぬく森の湯「すぱーふる」に向かう。


古川町のぬく森の湯「すぱーふる」に寄る

「飛騨まんが王国」の姉妹店

 この温泉は「飛騨まんが王国」と資本がいっしょのようだ。フロント前に広々としたロビーがあり、雰囲気はいい。入浴料600円も普通。近くに来たときは寄ってもいい温泉だ。


フロント前のロビーはいい感じだ

 帰りに桜が池クアガーデンでコーヒーを購入。桜が池からのぞむイオックスアローザのナイター風景が幻想的だった。
 ナイタースキー場にはどこか、ロマンスの香りがただよう。夏の海岸と同じくらい...


桜ヶ池クアガーデンからのぞむイオックス・アローザのナイター風景

 そういえば、1980年にリリースされたユーミンの10枚目のアルバムが「SURF&SNOW」だった。
 LPもCDも持っている。