唐堀山



 

所在地富山市細入村、岐阜県飛弾市
唐堀山 アプローチ国道41号線猪谷から国道160号線を車で10分
登山口標高275m
標   高1160m
標高差単純885m
沿面距離往復7.7Km(GPSデータより)
登山日2019年5月23日
天 候晴れ
同行者堀岡
参考コースタイム
岐阜県の山(山と渓谷社)
登山口(2時間30分)唐堀山頂上(1時間50分)登山口
登り2時間30分+降り1時間50分=歩行4時間20分
コースタイム
 
登山口(2時間40分)唐堀山頂上(10分)ヘリポート<休憩1時間25分>(15分)唐堀山頂上(1時間45分)登山口
登り2時間50分+降り2時間=歩行4時間50分
+休憩1時間25分=合計6時間15分



(五万図)


帰りは三角点から尾根筋を降った(二万五千図)


 


 


 ススタケを求めて唐堀山へ。だが早かったようでほとんど採れなかった。途中のワラビ畑も全滅状態。昨年の枯れ葉もほとんど見られなかった。
 コシアブラを少し採った。小さいのに開いていた。食べられるのか?


通行止めの旧国道に車を駐める

全長560mの加賀沢トンネル

 旧国道の崩壊によって、以前のように車で登山口まで行くことが出来なくなった。
 今は新しい国道の加賀沢トンネルを抜け、シールドされた橋(宮川に架かる)を渡り、次のトンネルの入口にある非常口から出ないと登山口にたどり着けない。


トンネルを抜け橋を渡ったところが非常口

施錠されてしまったら入られない


非常口から外に出る

階段を7〜8mほど降る

 ここはちょっと複雑で、非常口を出たところからハシゴで7m程降る。次にJR高山本線の下を潜ったところが登山口である。


階段を下から見上げたところ


上が現在の国道360号線で下が廃道

JR高山本線の下をくぐったところが登山口

 ここからしばらくはジグを切った登山道が続く。「ジグを切った道」を日本語で言うと「つづらおり」と言うらしい。


第1の鉄塔

第2の鉄塔

 唐堀山の登山道は関西電力の鉄塔の点検道にもなっている。登山道に現れる鉄塔は下から2番目から5番目で1番目は通過してるのだと思う。


第3の鉄塔

第4の鉄塔

 最初の鉄塔(下から2番目)までが遠い。それからの鉄塔は近い。最後の鉄塔から頂上までまた遠い。
 この鉄塔の下はいつも黒い蜂が飛んでいる。「クマバチ」なのか「クマンバチ」なのか分からない。「クマバチ」は小さいイメージがあるが、ここの蜂は大きい。


薬師岳、北ノ俣岳、黒部五郎岳

 初春の若葉が好きだ。太陽の光を浴びた若い緑の葉に「生まれてきた喜び」のようなものを感じる。
 登山道に残る昨秋の落ち葉の絨毯とのコントラストが、またいい。


春山特有の風景

 最後は尾根筋をはずれて左からのトラバース道をたどる。何回も登ったがこの道しか知らない。道の左右の竹藪に入ったがタケノコはない。雨が降っていないからか、早いのか。不明。


唐堀山の三等三角点

「山六会」作成の頂上標識

 頂上の三等三角点がある所は竹藪の中で、頂上のような気がしない。通過する。
 「山六会」さんが置いていった山名板があった。平成22年5月8日とあった。


頂上から250mほど西にあるヘリポート

ヘリポートでランチ

 山頂から少し先の分岐で右を選び、250mほど行った所がヘリポートである。ちょっと暑かったが見晴らしもいいのでそこでランチタイム。


JR高山本線まで戻る

国道の橋

 藪に入っても、たまにしか出会えないススタケは諦めた。代わりに途中で見つけたコシアブラを少し採った。幹の直径が20cm程もある大木を登った。
 第4の鉄塔の刈場で左に大きくコースをはずしてワラビを採った。味噌汁の具になるくらいは採れた。


非常口へ向けてハシゴを登る

加賀沢トンネル

 標高差900mの山を登っても山菜採りは山菜採りでしかない。登山とは別物。
 その違いは山を登る目的だ。物欲が優先するか、精神的なもの(崇高じゃなくても)が優先するかの違いである。
 今回は物欲で登った。採れなかったので途中から登山に切り替える、というのは難しいようだ。出来なかった。


ちょっと早かったようで残念な収穫だった