七姫山



写真を撮っただけですぐ引き返す

所在地富山県立山町、上市町
七姫山 アプローチ立山駅から称名滝に向かって2.4Km
登山口標高575m
標   高1335m
標高差単純760m
沿面距離往復11Km(GPSデータより)
登山日2019年10月14日
天 候
同行者本間夫妻、北川、岩城
コースタイム 七姫平(40分)北電取水口(1時間40分)旧登山口<休憩15分>(40分)稜線鞍部<休憩10分>(30分)頂上<休憩10分>(10分)稜線鞍部<休憩1時間>(35分)旧登山口(1時間15分)取水口(30分)七姫平
登り3時間30分+降り2時間30分=歩行6時間
歩行6時間+休憩1時間35分=合計7時間35分



五万図


二万五千図


カシミール鳥瞰図


カシミール・データ


 岩城から山行きの誘いが入った。その日は何の予定もない公休日だ。七姫山だと言う。行くしかない。


8時45分七姫平を出発

人津谷へのゲート

 前日の天気予報は100%、雨。中止にしようと思い、電話を入れると、元さん夫婦と北ちゃんが来るという。やっぱり行くしかないか。彼らの頭には雨だから中止という概念がない。


関係者以外立ち入り禁止となっている

通行不可能の看板は平成20年のもの

 アルペン村のコンビニ前で8時に待ち合わせる。全員揃うまで待っている間に雨は強くなってくる。元さんの雨力はすごい。


道路は以前よりきれいだ

 七姫平に車を駐めて身支度をする。途中から雨が降るのは諦めがつくが、はじめから雨というのは気が重い。
 人津谷のゲートは閉まっていたが鍵は架かっていなかった。道路は12年前よりきれいだ。この道路を誰かが使っているのかもしれない。(北電が使っていた)


対岸に見えるのは桂台〜美女平の有料道路

 12年前(2007年4月)に来たときは道路の崩壊がひどかった。いったん、河原まで降りて登り返した。
 今回は崩壊してるとはいえ、なんとか歩いて通れる。いったんは直したのだろう。


道路が崩壊しているが1度は修復したようだ

北電の車がここまで入っていた

  今回の写真と12年前の写真を比べてみた。上の写真は今回のもので、下の写真は2007年4月30日に同じ角度で撮ったもの。


下流から見た状態(2007年4月30日)

上流から見た状態(2007年4月30日)

 登山道のない山にはわくわくさせるものがある。面白くなってきた。もう雨は関係ない。
 12年前でさえ登山道は酷かった(崩壊状態だった)。それから更に荒れているはず。今年、岩城と堀がチェーンソウと草刈り機で整備したから歩けるのだ。


次の崩壊箇所

北電の作業員が取水口で仕事をしていた

 北電の取水口で作業している人が見えた。道路が使えないからだろう、近くにへりで運び込んだと思われる資材が置いてあった。


道路は川状態

長靴の方がよかったかもしれない

 前回(2007年)は道路の一部が川のようになっていたが、今回は道路が全部川になっていた。
 北ちゃんと岩城は長靴。今日のこのコースではベストマッチだ。


こんな人工物で、もとは林道だったことが分かる

 前回(2007年4月)来たときの写真を再掲する。灌木は小さかった。だが道路は崩壊していて歩きやすいわけではなかった。よく、頂上まで行ったと思う。


この頃は大きな木はなかった(2007年4月30日)


崩壊状態は今と同じくらいか?(2007年4月30日)

 岩城と堀が整備したとはいえ、2人の力では限界がある。誰でも歩けるような道にはなっていない。
 岩城の言う、『ピカピカの道にしてきた』はそのまま受け取ってはいけない。


この升は何のための物だったのだろう

竹藪もある


登山道(?)に入ると直登になる

切れかかったトラナワは何年前のもの?

 林道の上の方は細かくジグを切っている。その終点らしいところで初めての休憩を入れた。そこから先は直登の登山道となる。取り付きにロープが垂れ下がっているが信用できるようなものではなかった。


何もない頂上

 途中から旧道を離れて稜線の南側のトラバースに入る。12年前(2007年)にはなかった道だ。少しずつ標高を下げていったところがコルだった。
 そこで2回目の休憩を入れる。あとは稜線をたどれば頂上だ。12時40分、頂上に出る。


前回は頂上の標識があった(2007年4月30日)

 頂上にはなにもない。ガスっていて視界もない。衣服は濡れていて寒い。リュックも降ろさずに10分ほどで頂上を後にした。


稜線の鞍部まで戻ってターフを張る

ターフの下で根性のランチ

 鞍部まで降ってターフを張る。今日のコースでは唯一、くつろげる場所だ。雨が遮られれば落ち着くはずなのだが、ラーメンを作って体を温めるが、体が全部濡れていて寒い。休憩している気がしなかった。


崖崩れ防止の水路だったのだろ

この工事は役に立ったのか無駄だったのか?

 14時、出発。雨で滑りやすい急降、足もとの悪い藪、川のような道。がまんの歩きが続く。


道路なのか川なのか分からない

靴の中は水でぐちょぐちょ

 16時20分、登山口に戻った。汗はかいていないのに体はびしょ濡れ。靴の中は水浸し。半分、修行のような山だった。


16時20分、登山口に戻る 「magic・bentou」は営業終了?