祖父岳



右から登って裏へ(奥へ)降る

所在地富山市八尾町
祖父岳 アプローチ八尾町から野積川の支流をたどって谷折へ
登山口標高560m
標   高832m
標高差単純272m 周遊累計400m(GPSデータおり)
沿面距離往復4.2Km(GPSデータより)
登山日2020年8月22日
天 候晴れ
同行者単独
コースタイム 谷折登山口(22分)頂上<休憩20分>(18分)松瀬登山口(22分)谷折登山口 
登り22分+降り18分+林道歩き22分=1時間2分
歩行1時間2分+休憩20分=合計1時間22分



カシミール二万五千図


山旅倶楽部一万二千図


 リュックの軽量化を図っているのに最低でも7Kgになってしまう。何も考えていないような人の方が軽い。
 その原因は不器用だからでも要領が悪いからでもないと思う。山行きに対するスタイルの違いではないか?
 単独が多いので遭難したときにビバーク出来るだけの装備をいつもリュックに入れている。軽くならない原因は多分、これだ。


谷折への橋を渡る

登山口の駐車場

 今回は思い切って軽くした。非常食はもちろん、雨具やヘッデンも全て外した。小さなリュックに水、医療品(エピペンは抜いた)、GPS、ナイフ、カメラ、予備電池、熊鈴代わりの音響設備だけにしてみた。素敵に軽い。


9時10分、登山口を出発

初めは登山道らしい道

 登山口の駐車場に車を駐める。谷折の一軒家「竹原家」は今日は総出の3人が畑仕事をしていた。
 家の裏に神社があるから寄っていってくれと言っている。了解です!


すぐの大岩で尾根道となる

 9時10分、駐車場を出発する。取り付きまでの道は草が刈られていて歩きやすかった。取り付きからジグを切って大岩に出る。そこからは細尾根をたどる。

 10年ほど前、ここで小学生の団体登山中に1人が滑落して亡くなった事故があった。両側が切れ落ちている急登で見た目以上に危険なところだ。


頂上まで三つの標識がある

これは3番目の標識

 写真に撮らなかったが「頂上まで180m」の標識から登山道の斜度が落ちる。いっきに歩きやすくなる。
 9時32分、頂上。毛勝三山と剱岳がシルエットになって見えていた。


9時32分、頂上に出る

 祖父岳は頂上から谷折登山口の駐車場が見える。自分の車しか見えないときは他の登山者がいないということになる。
 だから頂上で裸になって日光浴をしていても平気だった。今は、松瀬からの登山口が出来たので油断出来ない。裸日光浴は難しくなった。


頂上にある三等三角点

倒れていた方位盤が復活していた

 今回も松瀬登山口へ降って周遊する予定。松瀬登山口から谷折登山口までの林道は距離で2Km。徒歩25〜30分ぐらいだ。
 周遊するメリットは二つある。一つ目はスタートからフィニッシュまで全て違う風景を見られること。二つ目は谷折登山口への急な岩場を降らなくてすむので安全なこと。


9時52分、頂上を出発

 9時52分、頂上を出発。今回はリュックが軽いので、タイムアタック的に降ってみた。
 10時10分、松瀬登山口まで降る。舗装された林道に突き当たるので右を選ぶ。400mほどでトンネルとなる。
 延長500mのトンネルは涼しくて、砂漠で出会うオアシスのようだ。これもこのコースの魅力のひとつ。


10時10分、松瀬登山口に戻る

10時16分、トンネル入口

 トンネルを抜けて、そのまま、まっすぐに行ってはいけない。右側に少し登り気味の林道がある。これをたどると谷折の登山口に戻る。


10時22分、トンネル出口 ここを右に曲がる

10時32分、谷折登山口に戻る

 10時32分、谷折登山口に戻った。竹原家の裏にある神社に寄ってみる。「ぽつんと一軒家」なのに神社は大きい。表の電気も付いたまま。(消し忘れか?)

 数十年経って竹原家がなくなっても、この神社は残るだろう。どこの廃村も神社は最後まで村を見守り続けている。村を離れた人達の記憶が消えてなくなるまで...


「ぽつんと1軒家」なのに立派な神社があった 電気が付いていた