唐堀山 |
---|
所在地 | 富山市細入村、岐阜県飛弾市 | |
唐堀山 | アプローチ | 国道41号線猪谷から国道160号線を車で10分 |
登山口標高 | 275m | |
標 高 | 1160m | |
標高差 | 単純885m | |
沿面距離 | 往復7.2Km(GPSデータ) 往復9.6Km(駐車場所より) | |
登山日 | 2021年5月31日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 単独 | |
参考コースタイム 岐阜県の山(山と渓谷社) |
登山口(2時間30分)唐堀山頂上(1時間50分)登山口 登り2時間30分+降り1時間50分=歩行4時間20分 | |
コースタイム |
登山口(45分)第1鉄塔(10分)第2鉄塔(8分)第3鉄塔(12分)第4鉄塔(25分)頂上<ランチ・すす竹採り2時間25分>(1時間35分)登山口 登り1時間40分+降り1時間35分=歩行3時間15分 歩行3時間15分+休憩2時間25分=合計5時間40分 |
山旅倶楽部二万五千図図 |
山旅倶楽部一万二千図 |
カシミール・カシバード |
カシミール・プロパティ |
今日は弟の誕生日だ。生きていれば70歳。亡くなったのは今月初め。もうちょっとで、70歳に届くところだったのに... 「死んだ子の歳を数える」というのはよく聞く。何気に聞いていたが、数えずにはいられない親の気持ちがなんとなく解ったような気がする。 |
すでに10台以上の車が停まっていた |
以前は旧道の入口に駐めていた |
久しぶりに山に向かうことにした。何処に行こうかと迷っていたら山の神から指令がおりた。「唐堀山に行ってススタケを採ってきて」だった。 月曜日だが唐堀山は広い。奥まで入れば、それなりに採れるだろう。 |
加賀澤トンネル |
トンネルの途中の橋 |
以前、車を駐めていた旧道の入口に「駐車をご遠慮してください」の看板があった。少し戻って、広くなった道路脇に車を駐める。 すでに10台以上の車が駐められていた。月曜日だというのに...(お前もだ!) |
橋の真ん中が県境 |
トンネルまで370m。加賀澤トンネルが470m。トンネル状の橋が230m。駐車場から出口となっている非常口まで約1Km。 そこから外に出てハシゴを降ると廃道となった旧国道に出る。すぐ横のJR高山線の下をくぐったところが唐堀山の登山口だ。 |
飛越トンネルの入口に非常口がある |
非常口の扉を開けると |
ハシゴで降りるようになっている |
国道360号線の橋と飛越トンネル |
高山本線の下をくぐる |
9時30分 高山本線のトンネル入口が登山口 |
唐堀山の登山道は北電の鉄塔の点検道にもなっていてよく整備されている。この高圧線は宮川から久婦須川へと(唐堀山の頂上を通って)山を横断している珍しいもの。だと思う。 宮川から唐堀山の頂上まで15塔の鉄塔があり、そのうちの7塔目から10塔目までの4塔の鉄塔が登山道沿いに現れる。 |
歩きやすい登山道(鉄塔の点検道)が続く |
10時15分 第1の鉄塔(下から7塔目) |
10時25分 第2の鉄塔(下から8塔目) |
10時33分 第3の鉄塔(下から9塔目) |
10時45分 第4の鉄塔(下から10塔目) |
頂上手前で元さんグループとすれ違った。彼らは毎年この時期にこの山に来ている。ススタケ狙いの例会のようだ。会うのは今回が2回目。 目的を達したグループとこれからの単独者。右と左に分かれる。 |
11時10分、頂上の広場(視界はゼロ) |
三等三角点 |
頂上を通り過ぎ、ヘリポートに向かう。分岐で間違えて左に入ってしまった。道が降っていくので間違いに気づいて戻った。 ヘリポートで退職した会社の後輩とも遭遇。会社もコロナ禍で大変そうだった。 |
頂上から300mほど離れたところにあるヘリポート |
食事を終えてススタケ採集に入る。道路脇は土日に採られてしまっている。少し奥に入る。 指令を受けてきているのでまとまった量が必要だ。伸びすぎて20cmぐらいになったものも採る。神岡では「シノビ」と呼んでいた。富山では「ナカオリ」と呼んでいるようだ。 2時間ほどかけて採った。まとめてみたらかなりあった。山採用のリュックを担いだ上に持ち込んだリュックを担ぐ。多分、変な格好。 家へ帰ってから計ってみたら、ススタケが10Kgで登山用のリュックが6Kg。あわせると16Kgだった。重かった。 |
ススタケを採りすぎて(10Kg)降りはヘロヘロ |
15時10分、降りは1時間35分もかかった |
膝をいためないように膝を曲げた状態で足を降ろす。久しぶりの山行きだったこともあって、これがこたえた。途中から足に力が入らなくなってきた。 リュックを軽くするために持ち込んだ500mlのペットボトルのジュースを全部飲んだ。だが軽くなっていないことにすぐに気づいた。500gの水分はリュックから体に移っただけで、足にかかる全体の重さはいっしょだった。(理系です) |
最後はハシゴを登る脚力がなく、腕の力で、よじ登った |
最後はフラフラで、ちょっとバランスを崩しただけで倒れそうだった。1ヶ月半のブランクと16Kgの重さか? だが、ススタケを捨てることは考えなかった。なんとしても山の神に届ける。思考能力が低下していて、それしか頭になかったようだ。 |