小佐波御前山



小佐波御前山広場からのぞむ富山平野

所在地富山市大沢野
小佐波御前山 アプローチ神通川第2ダムから神通川左岸の芦生へ
登山口標高175m
標   高754m
標高差単純579m 累計760m(GPSデータより)
沿面距離往復9.6Km(GPSデータより)
登山日2021年1月25日
天 候曇り
同行者単独
コースタイム コミュニティーセンター(20分)夏期登山口(50分)御前山(45分)小佐波御前山<休憩50分>(30分)御前山(30分)夏期登山口(10分)コミュニティーセンター
登り1時間55分+降り1時間10分=歩行3時間5分
歩行3時間5分+休憩50分=合計3時間55分



山旅倶楽部二万五千図 


山旅倶楽部一万二千図


カシミールプロパティ


カシミールカシバード


 天気予報は1日中快晴。先日落とした熊よけ代わりに使っていたオーディオのキャップと、御前山のランチ場所で忘れたストーブの袋を探しに小佐波御前山に行くことにした。


旧猿倉スキー場の駐車場に車を駐める

9時56分、猿倉コミュニティーセンター前出発

 旧猿倉スキー場の駐車場に車を駐める。寒いし天気も悪い。帰ろうかと思ったが忘れ物と落とし物を捜さないといけない。せめて御前山まででもと、気を取り直して歩き始める。


このコースは富山平野の展望台

 車道は除雪されているが工事関係のダンプが走っているのでゲレンデを歩いた。雪が腐っていて重い。スノーシューズを履いていてもゴボル。


風の城が見えてくる

10時15分、夏期登山口(バーベキュー広場)


光をなくした風の城

いったん降ってここから登りが始まる

 キャップを落としたのはSDカードを代えたところだ。落としたときは新雪が深く見つからなかった。雪も溶けてきているので見つかる可能性は高い。
 登山道の2m前後を探すが見つからない。細かい木の枝とか木の葉が沢山落ちていて見にくい。
 諦めかけたとき、ふと目にとまったものがあった。拾ってみるとキャップだった。見つかった。
 もとにもどして記念撮影をした。うれしかった。


前回落としたオーディオ(熊よけ)のキャップがあった

こんな小さな防水用キャップが見つかったなんて


キャップがない状態

キャップをはめた状態

 


雪質は最悪

 土日に沢山の登山者が来たのだろう。トレースはしっかりついていた。だが、気温が高いのでグサグサ。
 スノーシューズを履くかどうかの判断がギリギリのところだが、急登ではアイゼン代わりになる。履いたまま行く。


11時5分、御前山のシェルター(?)


これは灰皿ではないと思うんですが...

 次はうどんの汁をかけてしまい、横に置いたまま忘れてきたストーブの袋。シェルターの中だったので誰かに持っていかれていたらそれまで。
 汚れていたのでそのままになっている可能性も高い。シェルターに入ってみると、あった。確かに汚かったが...
 これで気をよくして小佐波御前山まで行くことにした。


前回忘れたストーブの袋を発見

ストーブとストーブの袋(洗いました)


ガス、ストーブ、フォークスプーン、ナイフ、ライター

ぜんぶ詰めてもコッフェルは手のひらに載るサイズです

 


天気予報は快晴だったのに...

 天候はよくないが、雪山は歩いているだけでいい。1人の世界が雪山と一体になっている感がいい。

 こういうときに、ふと子供の頃を思い出すことがある。それも小学生の頃やそれ以前の頃のこと。雪とは関係のないこともいっぱい思い出す。
 友達がいなかった訳じゃなかったが1人の時間も好きだった。そんな自分を思い出すと、愛おしい。


左端が小佐波御前山の頂上付近


頂上手前のなだらかな灌木地帯

11時47分、頂上の祠は雪の下で見えなかった

 最後の2段の急登を登り切るとなだらかな灌木帯が頂上まで続く。今回は頂上の祠は雪の下で見えなかった。右に曲がり、頂上広場(?)へと向かう。


11時50分、頂上広場に出る

積雪量はこんな感じ

 頂上広場もベンチは雪の下。見えていたのは案内板と開光記念碑だけ。(開光って日本語?)小屋まで行ってみた。
 入ってみると裏のドアが開いていた。熊が寝ていなくてよかった。


誰もいない避難小屋


入ってみたら反対側の扉が開いていた

雨の日や吹雪の日は快適な空間となる

 広場に戻ってランチタイム。風を避けて石碑の裏に座れる場所を作って石碑の上をテーブル代わりにした。
 1人だから出来る事。


石碑の裏で風を避けてランチ 石碑はテーブル代わりに

ガスの間から見えた富山平野


12時40分、頂上を後にする (いつもは展望台にしている木)

 12時40分、頂上を後にした。途中、長靴でつぼ足の女性とすれ違った。こちらはスノーシューズを履いていたのでトレースをはずして雪の中を歩いた。
 すれ違うとき、「こんにちは」と声をかけたのに前を向いたまま通り過ぎていってしまった。怪しいものではないんですけど...


風の城はどうなるのだろう

 13時40分、バーベキュー広場(無雪季の登山口)まで戻る。雪質が重く思ったより時間(1時間)がかかった。


13時40分、夏期登山口にもどる

木の枝に枯れ葉がこんなにも残っていたんだ〜


旧猿倉スキー場と富山平野

 旧スキー場のゲレンデはさらに雪が重かった。13時50分、猿倉コミュニティーセンター前まで戻る。
 今日、おみくじを引いたら「失せ物現れる」と書いてあったに違いない。


13時49分、コミュニティセンター前に戻る