牛 岳 |
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所在地 | 富山市山田村 | |
牛岳スキー場 | アプローチ | 山田村から牛岳温泉スキー場へ |
登山口標高 | 650m | |
下山口標高 | 330m | |
標 高 | 987m | |
登り標高差 | 単純 337m 累積登り390m 累積降り△ 90m | |
降り標高差 | 単純△637m 累積登り 55m 累積降り△700m | |
沿面距離 | 登り3.8Km 降り5.1Km(GPSデータより) | |
登山日 | 2022年1月3日 | |
天 候 | 晴れ後雪 | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム | ゲレンデトップ【10:50】(50分)二本杉(1時間25分)牛岳頂上【13:05】<休憩40分> 牛岳頂上【13:45】(35分)二本杉(45分)ゲレンデトップ【15:05】(25分)スキーセンター前【15:30】 登り2時間15分+降り1時間45分=歩行4時間 歩行4時間+休憩40分=合計4時間40分 |
山旅倶楽部二万五千図 |
山旅倶楽部一万二千図 |
カシミール鳥瞰図(カシバード) |
カシミール・プロパティ |
小佐波御前山は正月定番の山だった。だが昨年の秋にタイムアタック登山をしてから、しばらくはそっとしておきたい山になっている。 正月2日の買い物の帰りにふと目に入ってきたのが牛岳温泉スキー場のゲレンデだった。そのとき、「牛岳だ!」と思った。 |
スキーセンター前 |
長いリフト待ち(高速クワッドリフト) |
朝10時、牛岳温泉スキー場に行ってみると、上の駐車場はすでにいっぱいだった。2段目の駐車場に車を駐める。 念のため、リフト券売り場で「スキーを履いていなくても(登山でも)リフトに乗れますよね?」と聞くと、「だめです。」と言われた。 「去年は乗れたんですけど...」と言うと、責任者らしき人が出てきた。 登山届を書かされて、帰りの時間を聞かれて、許可が下りた。今年最初の登山者だったようだ。 |
ゲレンデはガラガラ? |
高速クワッドリフト終点 |
駐車場がいっぱいなのに、ゲレンデはガラガラだった。スキー場が近いから、皆、乗り合わせをせずに1人1台で来ているのかもしれない。 |
牛岳スキー場からは富山平野、日本海、能登半島が見渡せる |
ゲレンデトップから少し西側に降ったところが林道の入口。ここが冬季の登山口となる。 10時50分、スタート。年が明けての最初の一歩を新雪に刻んだ。 |
ここが入口 |
前日か前々日のスキーのトレースが残っていた |
1番目の東屋が最初のチェックポイント。ここでだいたいの積雪量が分かる。右から合流してくる林道は庄川からのもの。 |
今日の東屋の積雪はこんなもの |
トレースが残っていたのはこのあたりまでだった |
自らトレースを付けていくのが雪山の最高の贅沢 |
東屋から300mほど進んだところでスキーのトレースは消えていた。牛岳は諦めて、引き返したらしい。 |
振り返ってのぞむ富山平野と富山湾 |
林道は2番目の東屋がある二本杉の峠で庄川へと降っていく。ここからが本番。 |
まっさらな林道 |
二本杉の東屋 |
この時期の冬山で1番手強いのが登山道を塞ぐ灌木だ。登山道を外れればもっと酷くなる。まったく進めなくて敗退することもある。 |
登山道は両側からの灌木で歩けない |
高巻いて降りてもまたこの状態 |
二本杉からの牛岳の登山道はこれだった。だが登山道を外れたら何とか歩ける程度の藪だった。時間はかかるが前に進める。 |
登山道を外すと灌木の藪漕ぎとラッセルのミックスになり、スピードが上がらない |
灌木帯を抜けてようやく快適なラッセルが始まる。雪山が好きなのは多分、子供の頃の記憶からきているのではないかと思う。 |
灌木帯を抜けてスピードアップ 脛ラッセル(30cm前後) |
大好きな雪景色 |
1人で雪山を歩いていると「マタギ」と呼ばれる人達のことが思われる。 「マタギの生活に憧れる」と言っていたのはタイで10年も暮らしていた女性だった。 星野道夫が会った100歳を超えたアラスカの伝説のマタギ「広尾又吉」もすごい。 |
こんなモンスターの中を行くのも楽しい |
この下は登山道かもしれない |
こんな雪が積もった樹林帯を1人でたどる楽しさ 凛とした気持ちになれるのがいい |
雪山は簡単に人を寄せ付けない。「いつでもいらっしゃい」とは言ってくれない。 逆に、「この静けさを、きれいな新雪を壊さないでくれ。」と言っているような気がする。 |
左側が切れ落ちた細尾根 |
頂上の東屋が見えてきた |
牛岳神社の鳥居と東屋 |
牛岳神社の狛犬と砺波平野 |
13時5分、牛岳神社に到着。頂上はもっと奥だが、ピークハンターではない。行かない。 |
牛岳神社 |
目の前に神社があって正月だったが、今年は参拝しなかった。出来なかった。 |
呉羽丘陵で分けられた呉西と呉東 富山湾は霞んでいてよく見えなかった |
テーブルや椅子が作れるのも雪山の魅力だ。1人なら簡単に足の部分を掘るだけでいい。テーブルは膝ぐらいの高さの方が使い勝手がいい。 |
ちょっと遅めのランチ(13時20分) |
1人ランチはこんなもの |
ブナ林のきれいな山が沢山ある。ブナは春の新緑や秋の紅葉もきれいだが、葉が落ちて幹だけになった冬もきれいだ。 何故、他の木が交じらないブナ林が出来るのかも不思議でならない。 |
樹齢がそろったブナ林 どうしてこうなるのだろう? |
帰りは細かい雪が降っていた |
リフト山頂駅 |
1月なのに雪を作っていた |
正月なのにグリーンパレスが営業していない |
12月1日で閉館と書いてあった |
今日は上の駐車場が満車だったので下の駐車場に車を駐めた |
MSRライトニングの修理 |
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昨年の春から壊れたままになっていたMSRのライトニングエクスプローラーを修理した。メーカーでは直せないというので自分でやるしかない。 |
ビンディングの溶接が剥がれ、サイドの留め金が6カ所ですり切れて抜けてしまった |
1代目もサイドの留め金が外れたのを自分で治した。ビンディングが壊れてしまい、2代目を購入。 それも同じ所が壊れて、おまけにビンディングの取り付け部も鉄板が折れて、剥がれてしまった。 |
ビンディング部分はボルトで固定して、サイドは穴を開けて番線で固定した |
ビンディングの剥がれた部分は溶接の技術がないのでボルトで固定した。穴があいていたのでそれを利用することが出来た。 |
補習した部分を裏から見る |
サイドの留め金がすり切れて抜けた部分はドリルで穴を開けて細い番線(はりがね)で縛った |
補習した部分を横から見る |
MSRライトニングは買えば48,400円だが県内の店舗には在庫がない。アマゾンで調べてもない。今年はこれで乗り切ろう。 |