牛 岳



牛岳神社はこのピークの下

所在地富山市山田村
牛岳スキー場 アプローチ山田村から牛岳温泉スキー場へ
登山口標高650m
下山口標高330m
標   高987m
登り標高差単純  337m 累積登り390m 累積降り△ 90m
降り標高差単純△637m 累積登り 55m 累積降り△700m
沿面距離登り3.8Km 降り5.4Km 合計9.2Km
登山日2022年3月4日
天 候晴れ
同行者単独
コースタイムゲレンデトップ【12:25】(45分)二本杉(45分)牛岳神社(10分)牛岳頂上【14:05】<休憩20分>
牛岳頂上【14:25】(5分)牛岳神社(25分)二本杉(35分)ゲレンデトップ(18分)スキーセンター前【15:48】
登り1時間40分+降り1時間23分=歩行3時間3分
歩行3時間3分+休憩20分=合計3時間23分



山旅倶楽部五万図


山旅倶楽部二万五千図


カシミール・カシバード(鳥瞰図)


カシミール・プロパティ


 昨年、味をしめた、午前中にスキーを楽しんで午後からは登山を楽しむという個人ツアー。
 スキーは半日でいい。牛岳の往復は半日もあれば充分だ。ならば1日で両方やってしまおうという発想だった。


ゲレンデはアイスバーン状態

リフト山頂駅

 3月1日から「お客様感謝月間」ということで通常3150円の1日券が1600円になる。
 半日しか滑らなくても損をしたような気分にならない。


3月からリフト券が割引になって1日券が1600円

 以前はシニア券を買うときに、免許証の提示を求められたり、生年月日を聞かれたりしたのに、最近はそれがない。ちょっと寂しい。


ゲレンデが広いので貸し切りのスキー場ようだ(9時半頃)

 スキーのターンの面白さは「いかに早いスピードで横に滑れるか?」だ。スキーをしならせて、横滑りを最小に抑え、切れ込んでいく。
 水平滑降からさらに斜面を登り、ゲレンデの上に向かってエッジを切り替える。(これがいちばん面白い)そのまま弧を描いてフォールラインを超えて水平状態に移り、ゲレンデの上に向かって滑る。
 ほとんどのスキーヤーはエッジを切り替えるだけのターンで縦にしか滑らない。横に滑るスキーヤーと縦に滑るスキーヤーはラインが違う。交差して危険なので混んでいるゲレンデでは出来ない。


少しリフト待ちが出てきた(10時半頃)

ゲレンデトップ

 富山県のほとんどと日本海、それに立山連峰を同時に眺める事が出来るスキー場は牛岳だけだろう。
 閉場とならないよう、地元の人達だけでなく富山市にもがんばってほしいと願う。


リフト終点から北アルプスをのぞむ

 ちょっと早めに絹ちゃんのお店「サンシャインハウス」でランチをとった。今年からグリーンパレスが閉館したので食堂が減った。
 お昼頃にはサンシャインハウスもお店の外まで行列が出来ていた。


サンシャインハウスでランチをとって

 駐車場に戻り、身支度を登山用に代える。リフトに乗るとき、登山の滑降なのに1日券だったので変な顔をされた。
 リフトを降りたときもリフトの係が追いかけてきて「今から牛岳に行くのか?」と聞いてきた。説明するのが面倒くさかった。


12時25分 リフト終点から牛岳へ向かう

林道の彼方に牛岳をのぞむ

 12時25分、登山開始。リフト降り場から少し降って林道に入る。スキーで腿が少し疲れているのを感じた。


今年の東屋の積雪量

道路に積もった雪は屋根より50cmほど高い

 雪の塊が見えてきた。東屋に積もった雪だった。屋根の積雪は2.5mぐらいか? 林道の積雪の方が屋根より50cmほども高い。


僧ヶ岳から黒部五郎岳まで見渡す事が出来た

 二本杉の峠で林道から離れる。前回(1月3日)藪漕ぎだった杉林の灌木は雪の下で、歩きやすい。


二本杉の東屋

二本杉からの登山道

 杉林が途切れるとブナ林となる。新緑や紅葉の季節はきれいだろう。(その季節は歩いたことがないので想像するだけ)


きれいなブナ林が広がる


頂上手前の左側が切れ落ちた細尾根

牛岳神社の鳥居が少しだけ頭を出していた

 左側が切れ落ちた細尾根を越え、最後の急登を登り切ると牛岳神社があるピークに出る。
 鳥居の一部が少しだけ出ているだけで祠も狛犬も雪の下だった。ピークだと思って立ったのは祠の屋根の上だった。


牛岳神社横の大きな東屋もこのとおり

この足跡の下は牛岳神社の祠

 そのまま牛岳の頂上に向かう。いつもは神社までで、頂上には行かないのだが、今日はちょっと気になことがあった。


牛岳山頂を目指す

ここを登り切れば牛岳山頂

 14時5分、山頂に立つ。こちらの方が神社があることろより広くて視界もいい。ゆっくり休むならこちらの方がいい。


14時5分 牛岳山頂に立つ 

 ここにも見覚えのある山頂の標識があった。山行きの行動パターンが私と似ている人がいるようだ。
 心当たりがあるような...


ここにもあった山頂の標識

犯人は誰だ?

 


富山湾かと思ったら富山平野だった 呉羽丘陵の東側(右側)


呉羽丘陵の西側に(左側に)砺波平野(?)をのぞむ

 20分ほど展望を楽しんで、14時25分、頂上を後にした。神社の上を越え、尾根を降る。
 二本杉の手前で登山道の左側(西側)を選んだ。降りではやってはいけない選択で、西に向かう細尾根に入りそうになっていた。
 何となく地形が違うことから間違いに気づき、トラバース気味に正しい尾根に戻った。


14時25分山頂出発 東屋の横にあるこれは何?

あやうく二本杉とは違う尾根を降るところだった


リフトの山頂駅が近づく

左の林道をたどらずリフト終点に向かう

 スキー場に戻ってから、いったんリフト降り場まで登り返す。無事戻ったことと、山頂にはもう誰もいないことを報告する。リフトに乗るかと聞かれたが歩いて降りた。
 そうしないとけじめが付かないような気がしたからだ。(←意味不明)


リフトの山頂駅に山頂にはもう誰もいないことを報告してゲレンデを降る

 スキーヤーがいないのにリフトだけが動いているスキー場は寂しい。しばらくいたことがある「Aスキー場」はそんな日が多かった。寂しかった。


15時48分 スキーセンター前に戻る 営業時間中なのにスキーヤーがいない

 山田村と八尾町の間にある宿坊大橋はジャンプ台のような設計だ。アクセルを踏み続ければ空に向かって飛んで行けそうな気がする橋だ。


山田村と八尾町を結ぶ宿坊大橋は天国へのジャンプ台(滑走路)のようだ