本堂山



 

所在地飛騨市古川町
本堂山 アプローチ飛騨市古川から宮川を渡って谷集落に入る
登山口標高600m
標   高995m
標 高 差単純395m
沿面距離往復6.5Km(GPSデータより)
登山日2023年12月6日
天 候曇り後晴れ
コースタイム ゲイト【10:40】(1時間5分)本堂山頂上【11:50】<休憩5分> 頂上出発【11:55】(10分)アンテナ<休憩45分>(35分)ゲイト【13:20】
登り1時間5分+降り45分=歩行1時間50分
歩行1時間50分+休憩50分=合計2時間40分



カシミール二万五千図


カシミール二万五千図


カシミール・カシバード(鳥瞰図)


カシミール・プロパティ


 神岡の都竹さんから打保谷川の滝の写真が送られてきた。彼の知人が30年ほど前に入峡したときの写真だった。
 6枚の写真はどれも素晴らしく、今すぐにで行きたいと思わせるものばかりだった。雪が積もり、今年はもう無理。
 打保谷川に行けないからなのか、近くの(飛騨の)山が気になりだす。飛騨は私が生まれ育ったところでもある。


今回は国道360号線を使って古川町へ入った


たまに走ると風景が新鮮だ

 神岡町や古川町の山を調べる。いくつか見つかったがいずれも里山ばかりだ。中途半端に雪が積もっているので1番低い本堂山を選んだ。


ゲイトは開いていたがここから歩く

獣害対策として設けているとのこと

 登山口が分からず谷集落をうろうろしていたら、歩いているおばちゃんを見つけた。本堂山の登山口への道をたずねたのだが、よく分からなかった。
 分かったのは「ゲイトが閉まっているかもしれない」ということと「今年は熊が多いから気をつけられ」ということだった。


なにげに獣捕獲用の檻が置いてある

 ゲイトが見つかるまで行けばいいのだと思い、棚田の中の細い道を上へ上へと車を走らせる。
 最後の田だと思われるところにゲイトがあった。ゲイトは開いていたが、近くの路肩に車を停めさせてもらって歩くことにする。


晩秋の里山を行く

「南無谷不動尊」と書いてあった

 単独の里山は熊が怖い。出発前に爆竹を一発鳴らした。周りが囲まれている地形だったからか、以外に大きな音がした。もしも近くに熊がいたら、絶対、聞こえているはず。


風景はのどかだが熊が怖い 時々大声を出しながら行く


標高が上がっていくと雪道となってくる

林道から少し入ったところにあったアンテナ

 頂上近くで左側に入る分岐があった。30mほど入ると広場があり、建物とアンテナが立っていた。
 帰ってから調べたら、無線の中継局だった。アマチュア無線にはこれほどの金はかけられない。何の無線だろう?


小屋の屋根のソーラーパネルで電源を確保しているようだ


アンテナの広場からのぞむ乗鞍岳


アンテナの広場からのぞむ御岳山

 無線のアンテナから少したどったところが林道の終点だった。そこから登山道となる。
 雪がなかったらここまで車で入れたようだ。


林道の終点

ここから登山道となる


並木道の様な尾根に続く登山道


猪のぬた場か?

尾根に掘られた堀切のようだ

 右へ降りていく分岐に猪のぬた場のようなものがあった。それまで平坦だった登山道はそこから急になる。
 途中に掘切のようなところが二カ所あり、頂上の手前は切岸のように垂直だった。そして頂上は曲輪のように平になっていた。


頂上手前の堀切?(切岸?)

 帰ってから調べたら本堂山には城があったようだ。ネットには「本堂山城趾」という言葉がいくつか見つかったが、詳しくは載っていなかった。


11時45分 頂上に立つ


頂上は曲輪だった様で平になっていた

だが、視界はよくなかった


頂上にあった三等三角点

 視界がよくないのでアンテナの広場まで戻って昼食をとる。


アンテナの広場まで戻ってランチタイム

 誰もいないところでボーッとしているのが好きだ。心が安まるのがいい。箱庭が好きなのも同じような想いなのかもしれない。子どもの頃からそういう性格だった。ような気がする。


古川町と乗鞍岳 神岡町も好きだが古川町もいい


13時20分 ゲイトまで戻る 熊と遭遇しなくてよかった


車はゲイト近くの路肩(?)に停めさせてもらった