鎌倉街道]V |
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所在地 | 富山市水須 | |
鎌倉街道 | アプローチ | 富山市大山町水須から林道に入る |
登山口標高 | 630m | |
標 高 | 890m | |
標 高 差 | 単純260m | |
沿面距離 | 往復3.3Km(GPSデータより) | |
登山日 | 2023年10月22日 | |
天 候 | 晴れ | |
コースタイム |
水須集落跡【8:40】(2時間20分)前回到着地点【11:00】<探索1時間15分> 前回到着地点【12:15】(15分)ランチ場所【12:30】<休憩40分>(1時間20分)水須集落跡【14:30】 登り2時間20分+降り1時間35分=歩行3時間55分 歩行3時間55分+休憩他1時間55分=合計5時間50分 |
カシミール五万図 |
カシミール二万五千図 |
カシミール・カシバード(鳥瞰図) |
カシミール・プロパティ |
東京から亀井氏が学会の会議で来富。今年2回目の鎌倉街道の探索に向かう。今回は富山県農林水産総合技術センターの小林氏も参加。 平井さんが発見した鎌倉街道探索の輪が広がっていく。 |
8時半、水須集落跡近くの林道に集合する |
まずは林道から旧水須集落へと向かう |
最初の沢に入る |
年齢を感じさせない平井の歩き |
なんとか足洗谷まで降る |
ここを遡行すれば鎌倉街道が見つかるかもしれないが |
新しい発見は出来なかった 少し戻ってランチ |
探索は行き詰まってしまった |
五俵平からのぞむ富山平野 |
林道まで戻って反省会 |
鎌倉街道は不発に終わったが、水須集落跡のミョウガ畑で珍しいものを発見した。 人が、その一生の間に見ることが出来るか出来ないかというような貴重な「ミョウガの実」だ。 まれに受粉することがあるが、受粉してから実になるまで、50日を要するとのこと。 ネットで調べてみても、「80年生きてきたが見たのは初めてだった。」みたいな記事が多かった。 |
枯れかけたミョウガ畑の中にあった |
採取して持ち帰った |
赤いのが実で白いのが種 |
種のアップ |
ミョウガ畑には可憐の花が年々多数咲く。しかし果実や種子は非常にすくなく珍 稀なものとされている。 果実はミョウガ子(苞葉花序)に1個まれに2個ほどつく。 熟すると果皮は3個に裂開し,その内面は鮮裂な朱紅色vermilion redを呈す。 種子は1果に1−2個,ときに3個ほどつき黒色で白色の仮種皮arilsをかぶっている。 果実の形態の解説は多くの図鑑にあるが,図を示しているものは牧野(1961)奥山(1965)などと比較的すくない。 ミョウガの果実のとれた記録はすくない。かって西山市三(もと京都大学教授・農学部)は綾部市で,竹中要(もと国立遺伝学研究所細胞遺伝部長)は新潟県から得たと御本人から直接お聞きした。奥山(1965)は群馬県下仁田産のを,その著書に図解し,鈴鹿・渡辺・郡場(1968’71)は高槻市田能産のものを,井利・小林(1969)は新潟県柏崎市と刈羽郡西山町二田産のものをそれぞれ報告している。 なお,古志郡山古志村種苧原坂牧吉太郎の談によれば,同氏宅のミョウガ畑に稀に発見されるが,本年(1972)10月にはみられない由。 このように新潟県下では海岸地帯(寺泊・西山・柏崎)平野部(五泉・越路)山間多雪地帯(十日町・津南・板倉・山古志)の各地にわたり散発的に発見されているが,その数はきわめにすくない。また,その産地は極限されていないようである(分布図参照)。 不稔性の考察 ミョウガの花は畑地でも樹下や荒地でも年々多数咲く。しかし果実はきわめて稀にしか認められない。 |