高山(こうやま) |
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所在地 | 飛騨市古川町 | |
高 山 | アプローチ | 国道41号線須河峠から袖峠へ |
登山口標高 | 830m | |
標 高 | 1336m (敗退地点1105m) | |
標 高 差 | 275m(敗退地点まで) | |
沿面距離 | 往復5.2Km(GPSデータより) | |
登山日 | 2024年3月15日 | |
天 候 | 晴れ | |
コースタイム |
下数河【9:40】(1時間15分)袖峠<休憩5分>(1時間10分)1105m【12:10】<休憩1時間> 1105m【13:10】(25分)袖峠(1時間5分)下須河【14:40】 登り2時間25分+降り1時間30分=歩行3時間55分 歩行3時間55分+休憩1時間5分=合計5時間 |
カシミール五万図 |
カシミール二万五千図 |
カシミール・カシバード(鳥瞰図) |
カシミール・プロパティ |
5年前(2019年2月19日)に挑戦した山だった。その時は雪不足であっけなく敗退した。 林道から見ただけだったが灌木の多い山だったと覚えている。 |
国道41号線を離れて下数河集落の中を行く |
数河峠を越え、下数河で国道41号線を離れる。下数河集落の先で除雪は終了。前回と同じようなところに車を停めさせてもらう。 |
下数河のすぐ先で除雪は終了 |
そこに車を停めさせてもらう |
カカト部分のバンドを修理 |
切れたカカト部分のベルトをゴムバンドで作り直した。片側に3カ所ずつ穴を開けて結束バンドでとめた。今回はその試し履き。 |
この林道は袖峠を越えて国道360号線へと降る |
クラストしているところもあり歩きやすい |
5年前を思い出しながら歩く。その日は雪は少なかった。予定していた尾根は2つとも雪不足で、歩く気がしないほどに灌木が密集していた。早々に諦めて帰った。 その時の反省で、今回は袖峠から取り付くつもりでいる。 |
中央左に見える山は尾崎山 |
尾崎山は1月30日、頂上の手前200mで敗退した山 |
遠くに見える尾根が袖峠からの尾根のはず |
あの尾根の先に高山がある |
途中ふと左足に違和感を感じて、足下を見るとスノーシューのゴムバンドが2本なくなっていた。 先端のゴムバンドは(外れて)なくなっていて、3番目のゴムバンドも(留め金部分のプラスチックがちぎれて)なくなっている。 経年劣化はバンド部分だけじゃなく全体に及んでいるようだ。先端部分は予備のバンドで再度、固定する。 |
左足のゴムバンドがひとつになっていた |
右側は大丈夫 |
出たな 天敵! |
地図には「総奥の院」と載っている |
最初の沢に小さな霊場のようなものがある。石室に囲われた石仏が1体と「四国八十八ヶ所総奥の院」と書かれた石柱が並んでいる。 |
「四国八十八ヶ所総奥の院」の北陸版らしい |
石仏は新しく作られたもののようだ |
左足は予備のバンドで補修して快適な雪上ハイクが続く |
快適に歩いている最中、突然左足のスノーシューが外れる。カカト部分を取り付けていたゴムバンドの取り付け部分のプラスチックがちぎれていた。 応急処置不能。スノーシューズを雪の中にデポしてカンジキに履き替える。 |
と思っていたら左足のスノーシューが外れる |
留め金部分のプラスチックが2カ所、経年劣化でちぎれていた |
予備で持ち込んでいたカンジキに履き替える |
10時55分、袖峠に出る。峠と言うよりなだらかな台地。なんとなく山之村の青木峠のような雰囲気がある。 |
10時55分 袖峠に出る |
「小谷林道竣功記念」の石碑 |
小谷林道から北に向かっての林道がある |
ここは地主から通行禁止が禁止されている |
林道をたどらず杉林を直登する |
峠から右側(北側)に林道が延びている。雪が少なかったら林道をたどることも考えていたが、大丈夫そうだ。尾根を直登するコースを選ぶ。 |
この山はやっぱり藪山だった |
どこを向いても藪だらけ |
この木なんの木気になる木 |
藪と重い雪質の膝ラッセルに標高が稼げない |
杉林を過ぎたあたりから灌木が増えてくる。両手で灌木を分けながら登る。足下は重い湿雪の膝ラッセル。時々灌木の間の落とし穴に落ちる。 |
藪は濃くなるばかり |
ちょっと開けたところで時計を見る。12時ちょうどだった。地図上の標高は1105m。峠から1時間歩いて稼げた標高は140mだけ。 頂上まで残り230mだが、頂上までの時間が読めない。密集した藪にもうんざり。撤退を決めた。高山はこれで0勝2敗だ。 |
12時ちょうど 1105mで撤退を決める |
古川町の向こう側に見えるのは猪臥山と尾崎山 |
降りでも落とし穴に落ちまくる。雪が重いので、腰まで埋まると(カンジキが引っかかって)このまま遭難かと思うほど抜け出せない。 |
奥の院の沢は水くみ場になっているようだ |
この石仏は何様でしょうか? |
スノーシューズをデポした場所に印を付けなかった。見つかるか心配だったが杞憂だった。 埋めた場所はトレースがスノーシューズからカンジキに替わったところだった。 |
14時40分 下数河まで戻る |
積雪はまだたっぷりある リベンジ出来るか? |
多くの観光客で賑わった数河峠のドライブインも今は... |
大好きだった数河峠のドライブイン。ちょっとしたデイトにはジャスト・フィットな距離だった。 古民家風な建物で食べた、みたらし団子や五平餅が美味しかった。夏はかき氷やソフトクリームが定番だった。 障子が破れたままの建物など、往年を知っている者にとって、郷愁にかられるたたずまいとなってしまった。 |