大雨見山 |
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所在地 | 高山市本郷 | |
大雨見山 | アプローチ | 神岡から国道471号線を新穂高方面に入り本郷へ |
登山口標高 | 750m | |
標 高 | 1336m | |
標 高 差 | 単純586m | |
沿面距離 | 往復11.3Km(GPSデータより) | |
登山日 | 2024年2月28日 | |
天 候 | 曇り時々晴 | |
コースタイム |
駐車場所【10:10】(50分)ゲイト(1時間)天文台(1時間)山頂【13:00】 山頂【13:30】(30分)天文台(30分)ゲイト(30分)駐車場所【15:00】 登り2時間50分+降り1時間30分=歩行4時間20分 歩行4時間20分+休憩30分=合計4時間50分 |
カシミール五万図 |
カシミール二万五千図 |
カシミール・カシバード(鳥瞰図) |
カシミール・プロパティ |
昨年末から堂山。尾崎山、高鳥屋山と飛騨への山行が続いている。今回は大雨見山だ。 飛騨市上宝村本郷から県道76号線を古川へと向かう。4Kmほど入った「堂殿」という集落から県道を離れて左側(南側)へ入る。 |
飛騨市上宝町本郷から古川町へと通じる県道76号線を行く |
シェンタではいったん止まったら動けなくなるような雪の一車線みたいな坂道を登る。最後だと思われる家の前の広場で車を止めた。 ユーターン出来そうなのはそこしかない。家の人が出てきたので訳を話して車を停めさせてもらった。飛騨の人は皆やさしい。 |
県道を離れ最後の民家に車を停めさせてもらう |
この先へ車を入れるのは危険だと思った |
「ここからは遠くて行けない。」とか「登山口はここじゃなくて別の林道だが雪があるからだめかも。」とか「今日しか行く日はないのか。」とか色々言われた。 「とりあえず行けるところまで行ってきます。」と言って、10時10分、出発。タイムリミットを13時と決めた。 |
車を入れなくてよかった |
しばらくは退屈な林道歩きが続きそうだ |
熊捕獲用のワナでしょうか? |
(京都大学)専用道路20Kmの標識 |
1Kmほど入ったところで、ふと気づく。スノーシューズとカンジキの両方を持ち込んでいたが、スノーシューズのゴムバンドを忘れてきていた。 スノーシューズは道路脇にデポ。(雪の中) |
明ヶ谷国有林(林野庁)の看板 |
標高1000mにあった看板 |
2Kmほど入った標高1000mのヘアピンカーブに京都大学と高山警察署連盟の看板があった。「この先100mのところに通行規制のゲイトがあります」とのこと。広場があり、Uターン出来るようになっていた。 |
看板の先にあった広場はUターン用 |
150mほど先に柵があったが解放中 |
今日は、枝から落ちてくる雪も冷たいだけで危なくない |
日差しが強くなると枝に積もった雪が落ちてくる。重い塊は爆弾のように危ない。頭蓋骨骨折とか首の骨の骨折とかありそうだ。 だが今日の雪は新雪で柔らかく、落ちてきて当たっても冷たいだけで「命に別条」はなさそうだ。 |
道路脇のツララは全然溶けそうにない |
雲が拡がり始める |
京都大学天文台の門柱 |
京都大学の門柱を越えたところで、いきなり天体望遠鏡が現れた。一つだけだと思っていたのに、次から次へと現れてくる。 1968年、京都にあった京都大学の天文台が環境の悪化により、ここに移設されたとのこと。(帰ってから調べた) |
施設が見えてくる(ドームレス太陽望遠鏡) |
(フレア監視望遠鏡) |
(65cm屈折望遠鏡) |
(太陽磁場活動望遠鏡) |
焼却炉? |
宿舎? |
天文台から先がまったく分からない |
天文台の施設を越えたら道路がなくなってしまった。登山道はないかもしれないとは思っていたが、見事にあっさりと消えてしまっていた。 笹藪の中に入ってみたが登山道らしきものはない。右の方に看板のようなものが見えた。登山口の看板かもしれないと思って行ってみる。看板ではなく壊れかけた焼却炉だった。戻る。 |
登山道の入口の看板かと思ったら焼却炉だった |
方向だけ決めて藪に入る |
ピンクのテープを発見 |
これをたどるが方向が違うので戻った |
登山道はないものとして頂上の方向(西)に向かって歩く。100mほど入ったところにピンクのテープがあった。その先にも見える。 2本目のテープまで来たときに方向が変だと気づいた。北に向かって歩いている。 このあたりの地形は直径200mぐらいの丘になっていてどちらを向いても降り斜面。頼れるのは磁石だけだ。元に戻って西に進路をとった。 |
文字が書かれた白いテープを見つけるが意味不明 |
やっとそれらしいテープを発見する |
かすかに尾根沿いなので方向は間違いなさそうだ |
ようやく尾根らしいところに出てきて新しいテープも見つかる。方向もあっている。時間も残っている。登頂を確信した。 |
テープがいくつも出てきて安心する |
夏道があるのか、ないのか不明 |
ところが登りにかかってから藪が出てきた。やっぱり登山道のない山なのだ。それでも頂上までの距離は200mほどしかない。大丈夫だ。 |
オレンジのテープはかなり古い |
13時ちょうど いきなり大雨見山の頂上に出る |
タイムリミットとしていた13時ちょうど、頂上に出た。看板がなかったら頂上とは分からないくらい広いところだ。 正面(西側)奥にピンクのテープが見える。明ヶ谷から登ってくる登山道用のものだろう。 |
可愛い看板と大きな看板 |
センスあふれる楽しい看板 |
左側(南側)は広い雑木林 |
正面(西側)には登山道があるはず |
右側(北側)も広い |
大雨見山には一等三角点があるはずだが、雪の下で分からない。ちょっと悔しい。 日が陰ってから気温が下がり、氷点下になっているかもしれない。水分を1.5%増量したAsahiの飲料だったのに半分しか飲めなかった。 |
今日は縦型の「どん兵衛」 |
水分補給が目的なので水分を1.5%増量 |
13時30分 頂上を後にする |
ふたたび藪に突入する |
この木なんの木? |
13時30分、頂上を後にする。いつものことだが、自分の登りのトレースを見ながら降るのは楽しい。壊さないように、別の雪面を降る。子供じみていると思う時もあるが... |
まっすぐ歩ける特技は健在? |
ヒノキでしょうか? |
天文台まで戻る |
30分で天文台まで戻った。あとの林道歩きは少し退屈だ。それでも雪の上を歩いているだけでも、何もしていないよりはずっといい。 |
途中にあったのは非常時の電話? |
集落の消防用水のタンク? |
家が見えてきた |
この家の庭先に車を停めさせてもらった ありがとうございます |
15時ちょうど、車まで戻った。車を停めさせていただいたお礼を言いに、家に寄った。おばちゃんが出てきて「天文台まで行ってこられたがですか」みたいなことを言われた。「いえ、大雨見山まで行ってきました。」と言いたかった、です。 |
15時ちょうど 車にもどる |