尾崎山



 

所在地飛騨市古川町
尾崎山 アプローチ古川町市外の西側にある鷹狩橋から南に入る
登山口標高659m
標   高1368m
標 高 差単純709m
沿面距離往復6.0Km(GPSデータより)
登山日2024年6月17日
天 候曇り
コースタイム 駐車場所【11:00】(15分)登山口(45分)1078m(40分)尾崎山頂上【12:40】<休憩45分>
尾崎山頂上【13:25】(25分)1078m(25分)登山口(15分)駐車場所【14:30】
登り1時間40分+降り1時間5分=歩行2時間45分
歩行2時間45分+休憩45分=合計3時間30分



カシミール五万図


カシミール二万五千図


今冬1月30日にコースを間違えて直登し、敗退した軌跡


カシミール・カシバード(鳥瞰図)


カシミール・プロパティ


 今冬1月30日に核心部が続く尾根を直登して、敗退してしまった尾崎山。頂上まで距離200mほどだったが時間切れだった。
 リベンジというわけではないが(無雪期に登ってもリベンジにはならない)頂上に立っている反射板を見てみたかった。


中央左の一番高い山が尾崎山

 またしても道に迷い、自転車に乗っていたおばちゃんをつかまえて道をたずねた。
 「温泉に向かって真っ直ぐに行けばいいよ。熊よけの柵があるから開けて入って。」だった。温泉へはどうやって行けばいい?


建物の壁に「歓迎」の看板があった

隣にある開放的なトイレ

 おばちゃんが言っていた熊よけの柵までたどり着く。車を停める場所がないので100mほど戻った広場に車を停めさせてもらった。
 広場の建物の壁に「歓迎」の看板が貼ってあった。以前はなにか接客用の施設があったようだ。
 横にあったトイレはこれ以上ないくらい開放的だった。これでよかった時代があったのだ。


害獣よけの柵

左側に登山者用の入口があった

 害獣よけの柵の左側が人が通れるようになっている。金網が立てかけてあるだけだったので熊対策になっているのか、ちょっとあやしい。


750mほど入ったところで左に曲がる

曲がってすぐに右に入る


山頂まで150分(2時間半)の看板

あまり使われていないような林道を行く

 林道はいくつも分岐があるが前回(1月)の記憶があったので間違うことなく歩けた。
 頂上まで150分の標識がある。コースタイム通りだったら休まずに歩いても到着は13時40分になる。とりあえずこれは参考程度にする。


分岐から500mで登山口

登山口からいきなりの急登となる


どうしらたこんなブナの木になるのだろう?

 山らしい山は1ヶ月ぶりだ。標高差は大したことはない(700m)が体力は落ちているはず。ペースを作るのが難しい。


急登が終わった後に待っているのはヒバ(ヒノキ?)の林


境界見出標

この標石の意味が知りたい


木の根の露出が多いので滑らないように注意(降りで滑って転倒)


狼が吠えているような枯れた立木

 折れた立木の肌が焦げて炭のようになっていた。節穴の中から炎が吹き出していたようだ。雷が落ちたのかもしれない。
 よく見ていたら吠えている狼の横顔に見えてきた。


枯れた大木が多い

こちら(飛騨)の大木はヒバ(ヒノキ?)が多い


立ち枯れじゃないように見える

バランスが悪くなって倒れたのか?


木が生きていたら通れないかも

 朽ちている大きな木はヒバなのか、ヒノキなのか分からない。飛騨地方はヒバの南限とヒノキの北限が混在しているところなのか?


ヒバかヒノキか不明


葉を見ても分からない

 登山道の先に急な尾根が現れる。今冬の1月に迷い込んだ尾根だ。夏道を知らないなら誰でも真っ直ぐに進んでしまうだろう。


今冬1月に間違えて入ってしまった禁断の尾根

ここから右に曲がって沢に向かうのが正しい道

 登山道の横に看板が落ちていた。割れて落ちた看板は意味がないし、雪の下では見えもしない。
 ちゃんと並べて見えやすいところに置いたが、必要ないかもしれない。


看板は雪の下で見えなかったし割れていたら無意味

並べて置いてみたが無雪期は不要


沢を2つ越える

あまり意味のない看板

 小さな沢を2つ越えてから直登となる。前方が明るくなってくる。頂上はすぐそこだと思ってしまうのだが、だいたいはがっかりさせられてしまう。


前方が明るくなってくると頂上が近いと思う、のはいつも間違いだ


これは間違いなく頂上だ

12時40分 頂上に立つ

 12時40分、頂上に立つ。標識に書いてあったコースタイムを信じなくてよかった。
 頂上は刈り開けてあったが反射板があるだけで視界はゼロ。簡単に食事をとる。


麓からも見える反射板

 三角点を探すが見当たらない。竹藪に一カ所穴が空いているところがあった。入ってみると踏み跡がある。10mほど入ったところに三角点があった。


三角点がないので探す 竹藪に穴が空いている

笹藪の中に踏み跡を発見

 三角点のある山はいい。その山のシンボルのようなもので、登頂したときの達成感が違う。(ような気がする)


10mほどたどって

三角点を発見する


三等三角点(基準点名 黒内)

 視界が効かないと間が持たない。13時25分、頂上を後にする。下山時も視界が効かないのでひたすら降った。


13時25分 頂上を後にする


歩きやすいところもある

1078mピーク


登山口にもどる

登山口を振り返る


害獣よけの柵までもどる

三角形の「高山」と右奥に「流葉山」


14時30分、駐車場所に戻る 登山者は一人だけだったようだ

 誰とも会わない完全な単独の山行は嫌いじゃない。それが自分の中にある大事な山行スタイルのひとつだと思っている。
 それでも普通の山だと、頂上に誰かいたらいいなと思うときがある。逆にマイナーな山だと誰もいないことを祈る。わがままな人間で申し訳ない。


ササユリ

コアジサイ?


ぬく森の湯「すぱーふる」のロビー(駐車場所から400m)