| 猫 池 |
|---|
| 所 在 地 | 富山県南砺市高草嶺 | |
| アプローチ | 国道156号線から新山の神トンネルへの道に入る | |
| 猫 池 標 高 | 1050m | |
| 登 山 日 | 2025年9月30日 | |
| 天 候 | 晴れ | |
![]() カシミール二万五万図 |
![]() カシミール二万五千図 |
|
庄川と利賀川を分ける山塊に不思議な池がある。稜線にあるので流れ込む川がなく、流れ出る川もない。いつも一定の水位を保ってたたずんでいる。 成因には「火口湖説」と「湧水湖説」などがsあるが付近に火山の痕跡はなく、稜線にあるので湧水説も怪しい。不思議な池である。 さらに不思議なのは浮島があることである。 (富山県では上市町の「つぶら池」とここだけ) |
![]() 「夏焼」のバス停から林道に入る |
![]() 一車線の林道を行く |
|
道の駅「たいら」の観光案内所で猫池の事をきいてみた。猫池があることは知っていたようだが詳しいことは分からなかった。 どこかに電話をして行けるかどうかを聞いてみたようだったが、それでも分からなかった。林道の入口だけを教えてもらって猫池に向かった。 |
![]() 標識を発見 |
![]() 「山の神峠へ3.4Km」と書いてあった |
|
国道156号線から利賀に抜ける道の途中、[夏焼」のバス停から林道に入る。 車1台がやっと走れる単車線の林道ですれ違える場所も少ない。車が降りてこないことを祈りながら進んだ。 |
![]() あまり管理されていないようだ 車が傷つかないか心配だった |
| 両側からススキやイタドリが道をふさぐ。車が可哀想だが、Uターンできる様な場所もなく進むしかない。 |
![]() 稜線近くで舗装道路は行き止まり |
![]() 右側に広場があった |
|
傾斜がなくなったと思ったら舗装道路の終点だった。右側に広い平坦地があった。猫池手前の駐車場というのがこれらしい。 稜線に鉄塔が2本見えた。これも目的が不明な不思議な鉄塔だ。 |
![]() 稜線に鉄塔が2本見える |
|
林道の突き当たりから先は非舗装で草におおわれているが道があった。カメラと熊スプレイだけを持って先に進んでみる。 途中、マンホールがあって蓋に「電気」と書いてあった。どこから電気が来ているのだろう? |
![]() 藪漕ぎ状態となる |
![]() 非舗装の林道にマンホール? 電気? |
![]() 150mほど進んだところで標識を発見 |
![]() 「南砺市指定 名勝天然記念物 猫池とその周辺」とある |
|
150mほど進んだところに標識が立っていた。「南砺市指定 名勝天然記念物 猫池とその周辺」と書いてある。 そこから北に向かって草を分け入ってみると池があった。猫池だ。雰囲気は「つぶら池」によく似ている。 |
![]() 草を分けて進むと池が現れた 猫池だ(水面に対岸の風景が映って水面が見えにくい) |
![]() 猫池は南北60m、東西40m、周囲200mの池である |
|
猫池は南北60m、東西40m、周囲200mの池である。稜線にある池とは思えない大きさだ。 浮島を探す。一番手前に浮島らしきものがあった。陸から離れているので浮島だと思うが、島の底が池と繋がっているようにも見える。 その左側にあった浮島は浮いているように見える。左奥に見えるものは完全に池の中にある。対岸にも浮島らしきものが見えた。 |
![]() いちばん大きな浮島は浮いていないかもしれない |
![]() これは池の中にあるので浮いていると思われる |
![]() 左奥に浮島の子供(?)が見えた |
![]() 対岸にも浮島らしきものが見えた |
|
「昔は大人も子供も浮島に乗って遊んだ。そのせいで島が傷み、少しずつ小さくなってしまった」(平村夏焼に住む南為次郎さんの話) 単独では浮いているかどうかを確かめることも出来ずない。いつか仲間を誘って再訪し、確かめてみよう。出来たら乗ってみよう。 |
![]() 藪漕ぎ状態の林道を戻る |
![]() 無事車まで戻る |
![]() 下梨の「坂出」で「ざるそば」をいただきました |
![]() 途中、庄川峡遊覧船小牧港に寄ってみた |
![]() 遊覧船が大牧温泉に向けて出港するところだった(1日4便 往復3400円) |