大乗悟山



スノーシューズで登り、カンジキで降る

所 在 地富山市細入
アプローチ富山市楡原の割山集落跡(天湖森の先)
登山口標高263m
標   高590m
標 高 差327m
沿面距離2.5Km
登 山 日2026年2月18日
天   候
コースタイム 割山集落跡【9:35】(1時間35分)大乗悟山【11:10】<休憩30分>
大乗悟山【11:40】(1時間)割山集落跡【12:40】
登り3時間+降り1時間10=歩行4時間10分
歩行2時間35分+休憩30分=合計3時間5分



カシミール五万図


カシミール二万五千図


カシミール・カシバード(鳥瞰図)


カシミール・プロパティ



神通川左岸「葛原」からのぞむ朝の立山連峰(2月18日9時5分)

上 山

 前回(2月5日)たどった大乗悟山の新ルートの軌跡が思ったほど美しくなかった。
再度、挑戦しようと思っていたのだが、雪が消えていく。午後から雨予報だったが出かけた。


今年は天湖森先の「割山」まで除雪されていた

9時35分 割山の神社に無事故を祈って登山開始


この辺りは礫岩のかたまりがあちこちにある

農作業用の小屋だったのか民家には見えない

 平らな杉林の中で方向を失う。磁石(カシオの腕時計)を持ってきていなかった。
 景色が見えないと方向も、何処にいるかさえも分からない。上へ向かえばいいのだが、直登はダメなはず。おおよその見当で右へと回り込んだ。


古い赤布を発見

この円は人工のものじゃなく自然のものだった

 20年以上前に買った安物のGPSには地図が載っていない。軌跡を取るためと、緯度経度から現在地を確かめるためだけに使っている。


「杉の植林帯=安全地帯」だと思っている

林道の下方100mほどにあった石垣


右側に笹津山からの林道が見えてくる ここから崩れた礫岩が麓に転がっているのかも


林道までもう少し(これを超えていく)


林道の左側(楡原へ続く)

林道の右側(須原へ続く)


林道から後方を振り返る 神通川の対岸に見える大きな山は小佐波御前山


大乗悟山と笹津山とをむすぶ稜線は目の前(林道から撮影)


稜線への最後の登り


雪が多いときは

雪庇になっているかもしれない


稜線に出る


頂上手前にあるくぼみの左側

頂上手前にあるくぼみの右側

 今まで気づかなかったが、大乗悟山頂上手前の地形が山城によくある空堀にそっくりだ。
 対岸(神通川右岸)の猿倉山に山城があった。左岸側にも山城があってもおかしくない。


頂上側から振り返って撮る 自然に出来たにしては不自然な地形だ


頂上を独り占め


大乗悟山山頂の標識

今日もスノーシューズとカンジキを持ち込んだ


大乗悟山は東側が開けていてアルプスの展望台となっている


下 山

 高い山や遠い山、沢や岩山だけが冒険ではない。近くの山にもワクワクするところがある。
 雪山で新しいルートを探るのもそのうちのひとつだと思う。


頂上からダイレクトに東尾根に突入

 スノーシューズは急な降りに弱いので、カンジキに履き替え、ダイレクトに東尾根に突入する。
 初めは尾根筋がはっきりしないので、右の方へ向かって降りないように注意が必要だ。右側は断崖絶壁になっている。


右に行かない様に慎重に尾根をたどる(右は崖)

この辺りは登山道のような尾根だ


林道に出るまでは鉄塔を目指せば分かりやすい


左側に笹津山からの林道が見えてくる

林道が近づいてきたら左側から林道に降りる

 尾根が林道と交差するところは注意が必要だ。真っ直ぐに行くと崖になっている。
 右側からも林道に降りられるが、ちょっと急で、雪が切れている可能性がある。左側は簡単に降りられるのでこちらから降りた方がいい。


尾根をまっすぐに進むとこの崖で行きづまって降りられない


尾根は林道で掘り割りになっている

右側から回り込んで尾根に戻る

 林道と尾根が交差するところは掘り割りになっている。次の尾根に移るときに、少し右側から巻かないと降りられない。


左側に鉄塔が見えてくるがそちらに行かないように

右の尾根をたどるが雪が少なくなってくる

 すぐに鉄塔が見えてきてそちらの方がきれいな尾根に見える。だが、(地図で見るかぎりだが)下方で崖になっている可能性が高い。
 右側に進むとやがて尾根がはっきりしてくる。細尾根で灌木がうるさいので、右の斜面に逃げてもいい。急だが木が多いので、滑ってもすぐ停められる。危険な滑落は避けられるだろう。


急な降りで半分以上が藪漕ぎになってくる

かんじきを履いての藪漕ぎはつらい


斜面がなだらかになってきて雪が戻ってきた


この岩室は見た記憶がある

石仏がいてもよさそうだが、何もない

 最後は小さな沢が現れてくる。小さいが深いので入り込まないように。右岸をたどれば割山の集落跡に出られる。


割山の廃屋が見えてきてほっとする

廃屋はいつ見ても心が痛む

 大乗悟山のマニアックなルートを見つけたと思っている。登りはスキーヤーがよく使っているコースなので真新しいものではない。
 降りは今まで誰も使ったことのないコースだと思う。合わせれば最短の周遊コースとなるはずだ。


12時40分 割山の駐車場に戻った

 注意が必要なのは、降りの尾根で方向を間違えないようにすること。林道を越えてからの細尾根が急なので、雪が残っているかどうかを見極めること。
 このふたつがポイントとなる。